人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

10年後に食える仕事

最近、10年後に食える仕事は何かという話題を雑誌やネットの記事でよく見かけます。
それだけ社会の変化が早くなり、誰にも将来がどうなるかが分からないという不安を表しているのでしょう。

ITの進展とグローバル競争による社会の変化はこれから本格化する思います。
国境を越えて代替可能な仕事は急速に賃金の平準化と低下を招いています。
そこそこの大学を出てそこそこの企業で頑張れば40歳ぐらいには800万ぐらいは稼げるという時代は私の世代ぐらいまででしょう。

アメリカはやはり一歩も二歩も進んでいます。
弁護士や会計士のような専門的とされてきた仕事でさえもITに置き換えられる部分が広がり、IT化が難しい部分はインドなどにアウトソーシングされつつあります。
またネットで仕事を受発注する仕組みが急速に整いつつあります。
デザインやプログラミング、記事の執筆など仕様が決めやすい仕事は国内外のフリーランスに頼むことが一般化しつつあります。
日本も後を追っていくことになるでしょうし、後を追いつつあります。

キャリア官僚やグローバル企業で出世できるような人材は10年後も食えるのは当然で、普通の人間でも10年後にそこそこに稼げる仕事は何があるでしょうか。

まずは独占、寡占を維持している業界があるでしょう。
典型的なのは公務員やインフラ企業です。
電力は厳しいですが、鉄道、通信、ガスなどは少々人口が減少しても当面は安泰です。
公務員はこれらよりは安泰とは言えないでしょう。
財政危機が現実化しつつある現在では民間以上の収入の激減を覚悟しなければならないからです。
権力による税の徴収が可能であってもそれ以外に収入が見込めないことは民間より不利になります。

次には日本語や日本文化の障壁があるような仕事があります。
医療、住宅営業、福祉、保険や証券の営業、人材紹介、日本料理人、法律関係などがよくあげられます。
医療や人材紹介、日本料理人などは期待できそうです。
弁護士は最近厳しいようですが、それでも日本有数の既得権益集団である法曹界はそれなりに利得を死守するでしょう。
もちろん遠い将来を考えるとアメリカのようにITが肩代わりする部分が大きくなる可能性が高いです。
福祉は仕事はなくならないでしょうが低賃金です。
住宅営業は業界の縮小が進みそうですし、保険や証券の営業はネットに置き換わりつつあります。

最後に当然のことながらグローバル企業があります。
難関国立大学レベルであればコマツやユニチャーム、ホンダのような大手のグローバル企業を目指せばよいと思います。
しかし世界的なグローバル企業でなくてよいのです。
海外進出に成功して海外で稼ぐ企業は中小企業でもいくらでもあります。
そういう企業は平均的な能力でも入社できるはずです。
優良なグローバル企業で仕事をしていると語学力や仕事力は自然とレベルアップするので会社が潰れたとしてもそれなりに食べていくことは可能です。

これからは所属する企業ではなく個人の仕事力が重要になるとよくいわれます。
その通りだとは思いますが、資格系の仕事を除けば結局は所属企業に仕事人生は左右されます。
どれだけ成長するか、どれだけの収入を得られるかはやはり企業選びが重要です。
大企業が無理でも何らかの強みを持っている中小企業に入ることができれば10年後もおそらく食っていけるでしょう。

と、ここまで書いてきましたが将来のことなんて誰にも分からないし、個人にはどんなアクシデントがあるか分からないです。
また現実問題としてそこそこの収入を得られる椅子が少なくなるのは確実なので選択が正しかったとしても競争は激しくなります。

ではどうすればよいのでしょうか。

10年後にも確実に有効な能力を身につけること

これが大事です。
10年後であっても有効な能力とは何でしょうか。
それは計画的にコストを抑えた生活をする能力です。
どれだけ仕事に関する能力があっても常に役立つとは限られませんが、このような能力は常に役立ちます。
これは習慣に関わる能力なので若いうちに身につけておくべきですし、一度身につけておくと効果は絶大です。
それにやる気さえあれば誰にでも身につけられる能力でしかも確実に成果を得られます。
競争に巻き込まれることもありません。

若いときから無駄な出費を抑え、自炊能力や金融の知識を身につけ、収入にあった範囲内で贅沢をする生活を習慣化しておくべきでしょう。
そうすればたとえ仕事がなくなってもダメージは軽減できますし、低収入な仕事しか選択できない場合でも暮らしていくことができると思います。
究極的には山小屋で自給自足して年に20万程度で暮らすという方法があります。
これは誰にでもできるわけではなく資質も必要となりますが、競争社会で勝ち抜くよりは容易で楽しいかもしれません。

けちけちしてつまらない生活を送るべきだということではありません。
適切な範囲で価値があると思うものには贅沢をしても全く問題ないですし、贅沢すべきです。
大事なのは支出をコントロールすることです。

環境に左右される能力ではなく、どのような環境であっても有効な能力を身につけることが最初にすべきことではないかと思います。

ただ、最近の若い人を見ているとこのような能力を身につけている人が多くなっているようにも思えます。
ファストファッションなどの安い服をおしゃれにアレンジしてファッションを楽しむような人たちです。
生まれたときから不況なのでそのような環境で楽しく暮らす方法が自然と身についているのかもしれません。
「10年後に食える仕事、食えない仕事」などを必死に読んだり、就活塾に通うようなタイプのほうがかえって危うさを感じてしまいます。
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[ 2013/03/24 14:26 ] 雑感 | TB(-) | CM(3)
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[ 2013/03/27 10:15 ] [ 編集 ]
消費離れ
節約しようと思っているわけではないですが、自分自身もかなり消費が減っています。将来への不安感は強いです。給料が安いので、何でも時給換算して考えるくせはあります。

でもそれと消費の減少は必ずしもつながっていないと感じるのです。最大の理由は、自分の人生を「軽い手荷物の旅」でいたいと思っているからのような気がします。何かがなくてもいいやって。

消費を否定する気はさらさらなく、どちらかというと、スーパーにずらりと並んだ商品を見て、その生産にかかった労働力を想像し、これだけの商品を身近に揃えてもらっていることに大変感謝しています。自分ひとりが働いたのでは、こんなに多くの種類の商品から選んで買うことはできないのですから。しかし高度消費社会に暮らす幸せを認識しながらも、興味を失いつつあるのが現状のようです。
[ 2013/03/29 21:29 ] [ 編集 ]
>ポピさん

私は結構消費をするほうだと思います。
モノは自分を縛るものなのであまり購入しませんが、食事や旅行にはかなりお金をかけます。

消費は世の中を面白くし、経済を回していってくれるものであり大切だと考えています。
欲望こそが社会を面白くするとも思っているので。
ただし適切な範囲で賢い消費をする術は身につける必要があると思います。

しかし、私も年を取ってきたせいか自然と消費は減ってきていますね。
[ 2013/03/29 23:38 ] [ 編集 ]
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