人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

2012年11月のお奨め本

2012年11月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか? (デイビッド・J. リンデン)

人間の脳とはとても非効率なものだそうです。
進化によって後から部品を足していった構造になっており、まさにタイトルどおりにつぎはぎだらけなのだそうです。
それでも全体としてはまだまだコンピュータに負けない処理能力を持っています。
そんな人間の脳の仕組みとその働きを現時点での研究成果を元に楽しく解説してくれています。
記憶、セックス、睡眠、宗教での脳の働きなど幅広いテーマを取り上げているのですが、特に記憶と宗教の章が非常に興味深く読めました。
前半はやや専門的ですが、高校生の生物学で習うレベルの知識があれば大丈夫でしょう。
それにしても脳神経科学は面白いです。
哲学や宗教学に興味がある人は必須の知識だと思います。




・ガダラの豚 (中島らも)

アフリカで長女を失ったアル中の民族学の学者とその弟子に家族、超能力者がアフリカの呪術師と対決する冒険小説です。
民俗学の学者や超能力者、奇術師、心理学者、似非宗教家、アフリカの呪術師たちが入り乱れてまさに抱腹絶倒の冒険となっており長編ですがさくさくと読み進んでいけます。
呪術についての解説が非常に分かりやすくためになります。
ただ結末に近づくにつれてかなり雑になってきており、読み終えたあとの感動や高揚感ははっきり言ってあまりないです。
絶賛されている作品ですが私はそこまでの作品とは思えません。
しかし読む価値はあり読むべき良作であると思います。




・MISSING (本多 孝好)

それぞれ何か欠けたものを探しつつ生きている人たちが出てくる短編集です。
かなり重いテーマなのですが感情の起伏がほとんど見られず静かに話が進んでいきます。
何かが解決されるわけでもないですし、すっきりした感じもありません。
ただそういう話があるというだけのことです。
人間と言う存在とはというような本質を描き出そうとしているわけでもなく、ただたんたんと進んでいく静かな情景は悪くないです。
こういう感動や悲惨や高揚感を与えてくれるのとは正反対な物語がだんだん好きになってきたのはやはり年を取ったせいでしょうか。

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[ 2012/12/16 11:43 ] 今月のお奨め本 | TB(-) | CM(0)
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