人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

インデックスファンドとアクティブファンド

先日ロイターで次のような記事を読みました。

ETFが招く資本市場の危機

記事ではインデックスファンドが個別株の価格形成に寄与しないフリーライダー問題を指摘しています。

価格形成にインデックスファンドが寄与しないことはなにも問題ないと私は考えています。
インデックスファンドは他の資産に対する株式市場の価格形成がその役割です。
個別株の価格形成は個別株投資をする人がいくらでもいるので問題ありません。
これだけインデックスファンドの存在が大きくなっても毎日ニュースで個別株は上下しています。
ではもし本当に価格形成にゆがみが出るほどインデックスファンドの影響が大きくなればどうなるか。
高確率で儲ける機会が訪れたということなので投資する人が群がり価格が調整されるので問題ないでしょう。
結局市場がきちんと調整機能を果たしてくれて歪みは解消されます。
市場への自由な投資が保障されていれば何の問題もありません。

さらにはインデックスファンドの隆盛がアクティブファンドを過剰なリスクテイクに追い込み大幅な調整を引き起こす可能性があるとまで記事は指摘しています。

他人の商品が優れているのでこちらは一か八かの勝負に出ざるを得ないがそれは俺たちが悪いのではなく他人が悪いのだと言っており無茶苦茶な論理です。
コストに見合ったリターンを出せばよいだけの話です。
それができないのなら市場の歪みを発見する能力がないということなので普通の会社と同じように淘汰されればよいのです。
アクティブファンドのリターンの平均は市場全体と一致するのかもしれませんが、それは能力のないファンドも含んでの話です。
そもそもヘッジファンドではなく普通のアクティブファンドがそれほど過剰なリスクを取れるのか疑問ですが。

では現在のようなインデックスの隆盛が示すようにインデックス投資が良いのでしょうか。
どちらが良いとは言えないと思います。
インデックス投資は市場が成長し続けると考えて市場全体へ投資するものだし、アクティブ投資は市場の成長以上にリターンを求めるもので全く異なるものです。
異なるものは比較することができず自分のスタイルに合ったものを選ぶしかありません。
持家と賃貸のどちらがいいかということと同じです。

一つ言えるのはアクティブファンドへの投資はマニアックになるということです。
アクティブファンドの平均の成績はインデックスファンドにコスト差の分だけ負けると言いますがそもそもアクティブファンドへの期待は市場平均以上のリターンでありコスト差の比較は意味がありません。
大きなリターンを得るための必要コストですから。
そうするとアクティブファンドの投資方針という曖昧なものやマネージャーの能力を評価するということになります。
しかしバフェットのような有名人ならまだしも普通のファンドマネージャーを一般の人が評価できるでしょうか。
自分で個別株を評価するほうがよっぽど簡単だと思います。
多くのファンドマネージャーの中から選ぶなんてよほどマニアックな人だと思います。

数年投資をすれば自分に合った投資スタイルが分かるようになります。
短期売買で稼ぐ能力があればインデックスなんてしないほうがいいし、そんな能力がなかったり、そもそも何も考えたくない、リスクを抑えて市場平均のリターンでいいならインデックスのほうがいいでしょう。
自分の資産がどれだけで、どれだけのリターンを望むのかという問題と、自分に合った投資スタイルという投資手法の問題からおのずと答えが導かれます。

私の場合は日本株では短期売買で散々損失を出しておりこのスタイルは向いていません。
しかし中長期投資を基本として銘柄を入れ替えていくスタイルでは結構稼げています。
経済や業界、企業の動向を追いかけるのが好きで個別株の選択はある程度できるようです。
私の場合は日本株についてはインデックス投資は向いていないということです。
また外国株は個別企業の判断が私には難しいので最初からインデックスのみです。

どの投資手法が優れているかという議論は意味がありません。
それぞれの投資手法の特性を理解することが重要です。
そして自分自身の資産状況、人生設計、性格、能力の理解から答えを導くことが重要なのだと思います。
関連記事


にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

[ 2017/05/20 12:30 ] 資産運用 | TB(0) | CM(2)
インデックス投資って主要銘柄を買うって事じゃなくて市場全体を買うってことなんですねー。それだとあっちの市場が上がればこっちが下がるみたいな両建てと変わらないんじゃないの?と思ってしまいます。お金の全体量が増えてるからいいのかな?
[ 2017/05/23 01:15 ] [ 編集 ]
>yさん

上場企業全体への投資は上場企業が全体として利益を出し続けていることに対する投資だと思います。
例え市況が悪化しても全体として赤字にさえならなければ企業価値は増大していくということですから。
[ 2017/05/23 23:13 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

ブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

相互リンクとコメントを頂いた方