人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

2016年6月のお奨め本

2016年6月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・通貨経済学入門(宿輪 純一)

通貨についての要点をしっかり押さえた基本書です。
通貨とはどういうものかから始まり、通貨制度の歴史、固定相場制と変動相場制の特徴、ヨーロッパの通貨制度の歴史、アジア危機や人民元の国際化、ビットコインの問題にまで解説しています。
各国の通貨制度の多様さや通貨を巡るこれまでの試みに通貨の奥深さを感じることができるでしょう。

最近は各国の異次元緩和やイギリスのEU離脱問題など為替が乱高下するような話題が連日報道されます。
これらの話題をきちんと理解しておきたい人にはこの本から始めるのがよいと思います。
知識はあるけれども為替制度について今一度確認したい人にもとても良い本だと思います。





・コーランの読み方: イスラーム思想の謎に迫る (ブルース ローレンス)

コーランが時代や国をこえてどのように読まれてきたかを辿っていきます。
コーランの文章を引用しながら登場人物とコーランの関係を物語る少し変わった本です。

コーランそのものの解説というのではなく、コーランが人によってどのような存在なのかを語っています。
ですのであまりコーランが分かるようになるというようなものではありません。
しかし杓子定規なコーランの解説よりも時代をこえてムスリムのそばにあるコーランを生き生きと感じることができます。

前提となる知識がないと少し理解しにくいかもしれません。
取り上げられる人物も一般の人は知らない人ばかりだと思います。
ムハンマドとビン・ラディン、あとはタージマハルを作ったシャー・ジャハーンが一般的には知られていると思います。
後は神秘主義者やラテン語への翻訳者、科学とコーランを両立させようとした思想家などが取り上げられています。

久しぶりにイスラムの面白さを感じさせられた本でした。



・マリアの骨 浅草機動捜査隊(鳴海章)

浅草で女性の変死体が発見され浅機動捜査隊の辰見は火葬場で彼女の娘と骨を拾います。
辰見は若手の小沼と女性の変死体の捜査に関わりやがて女性の連続殺人事件へと発展していきます。

はっきり言って地味な警察小説です。
鮮やかな名推理もないし、派手なシーンもないです。
登場人物も凡庸な感じで主人公の辰巳も一癖ありながらよくある渋い男という感じでもありません。
しかし私もこのような地味さが心にしみる年齢になってきたようです。
刑事も犯人も被害者も常識人とはずれているところがあっても皆ちっぽけな存在で、それが浅草という街に合っています。

特にすごい小説とも思えないのですがシリーズ化されています。
時がとまったかのようなノスタルジックな雰囲気や地味な人間模様に共感する人が多いのでしょう。

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[ 2016/07/10 11:50 ] 今月のお奨め本 | TB(0) | CM(2)
こんにちは

 外貨の関係で、通貨については多少興味があるのですが、昨年末の週刊誌で金融経済界の方々の円水準の予想を記事にしていましたが、大方が120円後半だったと思います。誰も今の状況は予想していません。
 やはり経済は後付けに理屈をつける領域?? 恨み節なんです。
[ 2016/07/14 20:10 ] [ 編集 ]
>マークさん

経済には多様な要素が複雑に絡むため現在の延長からしか予想できないですからね。
私もこのような崩れ方をするのは来年と思っていたので完全に当てが外れました。
しかしあらゆる活動には予想が必要でエコノミストの予想や格付けは重要な役割を果たしていると思います。
[ 2016/07/14 23:28 ] [ 編集 ]
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