人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

そろそろ日銀による緩和も限界か

昨日の日銀緩和の観測記事が出てから円安株高の流れは凄まじいものでした。
NYでも111円後半をつけており貯まっていた円買いポジションが一気に巻き戻されたようです。

しかしこれだけ期待が高まると予想通りの緩和ぐらいでは失望して円高株安になるかもしれません。
ETFの買い入れ額が6兆円、日銀の金融機関への金利を0%からマイナスにするなどの予想や観測記事が出ています。
すでに日銀の保有株式は10兆円を超えています。
東証の時価総額は500兆円程度です。
日本国債も4分の1以上を日銀が保有しています。
一体どこまで行ってしまうのでしょうか。

中央銀行が株を買い入れることは株価には効くでしょうが、中央銀行が大株主になっていくのが健全の姿なのでしょうか。
もし仮に6兆円のETF買い入れとなると10年後には70兆円になります。
日銀が金融機関にマイナス金利で貸し出したところで民間企業の借り入れが果たしてどの程度増えるのでしょうか。
現在の金利で借り入れしないのであればマイナス金利によるわずかな金利低下で民間の借り入れが増えるとは到底思えません。
資金の借り換えで金利負担を節約できるというぐらいでしょう。

来週の日銀の緩和の有無や内容で上下に大きく動くかもしれません。
しかし本当に実体経済に影響を与えるものなのかはなはだ疑問です。
これまでやってきたことがたいして効かないのでもっとやるということを続けてきた結果が現在の状態です。
過去にうまくいかなかったことを続けることに意味はあるのでしょうか。

結局アベノミクスはスタートした時にオーバーシュートしていた円高が逆に円安にオーバーシュートして、同時に復興関連の公共事業が増えたときに成長率が上がっただけのことです。
現在ではオーバーシュートした円安が円高方向に戻り、公共事業も元に戻れば成長率や物価ももとに戻りつつあります。
単にもとに戻ったというなら問題ないのですが、現在抱えている国債や株式が大きく増えてそれが現在進行形であることで非常に大きな爆弾を抱えることになりました。
アメリカでも量的緩和の中止は相当の影響がありました。
日銀が国債やETFを買い入れを止めるとどれぐらいの影響が起こるのか想像がつきません。
しかしどこかで買い入れを止める時期が来ます。
すでに国債は来年中には買えなくなるのではないかと言われています。

黒田さんは否定しますが、日銀の緩和の限界はすでに迫ってきているのだと思います。
異次元緩和は短期決戦だったはずがすでに長期戦になってしまいました。
そして異次元の緩和を長期間行うことには無理があります。
市場は今回のリークに反応していますが、せいぜい株価を支えることぐらいにしか役立たないでしょう。
本来は何らかの政策を実行して失敗であればリセットすればいいだけです。
しかし物価目標による緩和は人々の期待に働きかけるためにリセットどころか中断も困難な政策を行っています。
失敗したと認めたとたんマイナスの期待となってしまいます。

それにしても日本株は上へ行ったり下へ行ったりと忙しいです。
中央銀行も参加するギャンブルのような相場では一般の人は株式投資を忌避してしまうと思います。
思惑よりはもう少し経済の実態に沿った動きをして欲しいものです。
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[ 2016/04/23 11:45 ] 雑感 | TB(-) | CM(2)
なかなか深い考察ですね
こんにちは。参考になりました。
[ 2016/05/03 09:35 ] [ 編集 ]
>いの丸さん

ありがとうございます!!
[ 2016/05/03 23:47 ] [ 編集 ]
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