人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

2015年11月のお奨め本

2015年11月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・ミクロ経済学の力(神取 道宏)

ミクロ経済学の教科書です。
これを読めばミクロ経済学の基本が身につくと思います。

私が読んだ中では本書が一番優れたミクロ経済学の入門書だと思います。
実例を上げながら丁寧に解説しているので興味を持って読み進められます。
特に数学モデルを直観的に理解できるように解説してくれているところがよいです。
高校時代の微分を何となく思い出せる人であれば理解できるかと思いますが、全く持って数学がダメだという人には厳しいかもしれません。

ミクロ経済学は現代社会の必須知識です。
世の中には経済学の成果を無視したような言説がまかり通っていますが、せめて政策や経営に関わるような人にはこれを読んで勉強してもらいたいものです。



・フランス現代思想史 - 構造主義からデリダ以後へ (岡本 裕一朗)

構造主義からポスト構造主義、そして構造主義への批判と現代の動向までを追っています。
著名な思想家を取り上げて解説していくスタイルです。
取り上げているのはレヴィ=ストロース、ラカン、バルト、アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ=ガタリ、デリダです。

新書なのでページ数は少ないのですがとても内容が濃いです。
個々の思想家の著作は読んだことがあっても、フランス現代思想を俯瞰した時の位置づけや流れを知りたかったという人はぴったりの本です。
ただしあくまで流れに焦点を当てており個々の思想の解説はしていないので、前提となる知識がないと厳しいのではないかと思います。

80年代に日本でニューアカと言われたフランス現代思想ブームがありました。
私も高校生の頃に浅田彰や中沢新一などを読んだ覚えがあります。
しかし本国フランスではその頃はすでに構造主義もポスト構造主義も過去の思想となっていたのは面白いものです。
輸入学問とはそんなもので、逆に日本では古いとされたものがヨーロッパでは新鮮な驚きを持って受け入れらることもありますし。




・ピルグリム(テリー・ヘイズ)

過去にアメリカの諜報機関員であった主人公は引退して普通の暮らしをしようとしていました。
一方でアラブ人テロリストが世界を恐怖に陥れるテロ計画を準備していました。
テロ計画が明らかになったとき主人公は諜報の世界へと引き戻されテロリストの影を追います。

息もつかせぬ壮大なエンターテイメントです。
最初は主人公とテロリストの来歴が続きますが、テロ計画が明らかになると一気にストーリーが展開していきます。
主人公がかすかな手掛かりからテロリストへと近づいていく展開はとても面白いですし、テロを防げるのかどうかハラハラどきどきします。

少々突っ込みたいところや主人公の描写に不満なところもありますが、ハリウッド映画のような面白さを味わえます。
ちなみに著者はハリウッドの人気脚本家です。

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[ 2015/12/06 22:58 ] 今月のお奨め本 | TB(0) | CM(0)
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