人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

先進国の人の命は重い

パリのテロで多くの人が亡くなりました。
世界中が連帯し亡くなった人たちを悼んでいます。

それにしてもたかだか百数十人の死です。
その程度なら毎日のようにあちこちで理不尽な死を遂げている人がいます。
それこそイラクやシリアの人たちはそこに生まれてしまっただけで悲惨な最期を迎えた人が多いでしょう。
直前に起きたベイルートのテロもパリと同じくらい悲惨な事件です。

ではパリで起きた事件ではなぜ世界が悲しみ連帯したのでしょう。
それは先進国の人間の命はそれだけ重いからです。
先進国でテロのような理不尽な死はあってはならないのです。
またその悲惨さを発信する力も先進国は圧倒的に強く連帯への力となります。

途上国での理不尽な死は先進国と比較するとはるかに多いでしょう。
テロだけでなく、治安や事故、医療レベル、衛生環境、貧困などで死がより一般的な出来事です。
テロや天災のような特別な死も一般的な死に収斂されていきます。


フランスという先進国での日常では起こりえないテロによる死は他の先進国の悲しみを誘います。
他人ごとではないからです。
レバノンは他人ごとです。
パリで起こったことはニューヨークや東京でも起きえると思い、ベイルートで起きたことは起こりえないと考えるのです。
ベイルートで亡くなった1個人とパリで亡くなった1個人だけにスポットライトを当てると人は同様の悲しみを覚えるでしょう。
しかしパリやベイルートという場が現れるとそうではありません。

先進国の自由主義的価値を共有する私たちはパリのテロは私たち全体への攻撃と捉えます。
そこに悲しみと憤りを感じます。
ベイルートのテロは悲しい出来事だとは考えても私たちの価値への攻撃とは思いません。
何故ならそこは私たちの世界ではないからです。
あるいはその悲惨な事件を引き起こしたのはベイルートを含む中東地域の価値であると考えるからです。
中東地域で生まれたものがパリにまで影響が及ぶのは先進国の人は許すことはできないのです。

それにしてもテロと戦闘行為の境目はどこにあるのでしょう。
パリのテロもイスラム国は通常の戦闘行為と主張するかもしれません。
フランス軍による空爆はイスラム国からすると軍事施設だけに限らないと主張するかもしれません。
もし一方が圧倒的な力を持っているときには弱いほうはテロのようなゲリラ的な攻撃しかできないことになります。
一般市民を標的にしないで戦争ができるのはそもそも先進国だけなのではないかとも思います。

結局は価値を共有する存在を支持するしかないのだろうと思います。
私たちはアメリカの無茶な戦争行為に眉を顰めることが多くあります。
私も現在のイスラム国を生み出した一因はアメリカが腹いせのように仕掛けたイラク戦争があると思っています。
それでもより安定した平和な世界、より自由な世界を欲する先進国はアメリカを支持するしかありません。
価値の対立があるときは価値を共有するほうを支持する以外の選択肢はほとんどないのです。
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[ 2015/11/21 17:27 ] 雑感 | TB(0) | CM(4)
身内が死んだ時と他人が死んだ時くらいの差がありますね。
決死の人間が市街地に潜り込んでゲリラや自爆特攻するのが増えてきて今はテロと言ってるけどそのうち現代戦のメインはそっちになりそうですね。
[ 2015/11/22 09:20 ] [ 編集 ]
>yamyasさん

途上国ではすでにそうなっているようですね。
先進国ではテロはどマーケティングの要素が強いのかなと思います。
爆弾テロで先進国にダメージを与えるのはほぼ不可能ですからね。
怖いのはサイバーテロとかバイオテロでしょうか。
[ 2015/11/23 23:29 ] [ 編集 ]
本当に日本を欧米先進国の仲間だと思ってるみたいですね。
おめでたい事です。
[ 2015/11/25 06:32 ] [ 編集 ]
>わたしさん

うーん、前回に引き続いてヤフコメレベルのコメントされても…。
幸いというか何というかヤフコメレベルの人と接する機会がなかったのでどう対応したらよいのか戸惑うしかありません。
基礎的な読解力と伝達力を身につける努力をしてみてはどうでしょうか。
ちゃんと社会生活が送れているのか心配になってしまいます。

毎週一冊、新書レベルの本でいいですから読んで、ブログやアマゾンで内容をまとめてみてはどうでしょうか。
例え新書レベルでもかなりの知識もつきますし、読解力も増しますよ。
[ 2015/11/25 23:45 ] [ 編集 ]
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