人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

共感力

最近ブログやニュースの中で共感できる、できないという言葉をよく見かけます。
どうにも物事の判断が理性よりは共感が軸になっているように思います。
そのため言説で理性ではなく感情に訴えかけるものが多くなっています。

共感が強調されると個人の生き方や思想という他人が立ち入るべきでないところまで侵入してきます。
生き方を支持するという言葉がありますが、支持しないということは他人の自由な選択を否定することになります。
本来は生き方というのは支持するしないの対象になるものではありません。
共感というのは人を白か黒かに分けてしまう排他的な性質を持つのではないかと思います。
人や集団の多様性を否定していくものではないでしょうか。

震災に関して絆や母親、子供というキーワードがよく使われ人の情動に訴えかけます。
このような言葉は共感することを強要していて相手に反論を許すことはありません。
経済政策では低所得者や非正規労働者といった言葉が繰り返し使われます。
現在では多くの人が自分のことを経済的に恵まれていないとみなしているために共感を得やすいのでしょう。
ネガティブな共感としては嫌韓や嫌中などの言葉で共感を求めて集団を形成するようなネット右翼がいます。

私には共感する力が欠けているように思えます。
人の生き方を面白いと思っても共感することはありません。
震災が起きても被災者の気持ちに共感することもありません。
もちろん誰かの人生に勇気づけられるなんてこともありません。
アーリーリタイアを目指してはいますが、同じように目指す人に共感を持つことはありません。
あくまでその人を面白いと思ったり参考になるような情報を得るだけです。

他人がどう感じているか考えるなんて不可能だと思っています。
それぞれが個別的な人生を歩み、個別的な状況にいるのにそこに共感を持とうとしても自分という存在とあまりに距離があります。
自分の気持ちを分かってほしいという人はどうして自分の気持ちが他人に共感されることがありうると思えるのでしょうか。
大変な体験をした私の気持ちはあなたには分からないという人は恐らく共感を強要しているか、そこに自分の優位性を見出しているのでしょう。

私が他人の存在にあまり興味を持っていないということがあるのかもしれません。
結婚生活は絶対無理というのも我ながらうなずけます。

しかし日常の生活では共感がある程度意味があるものだとしても、社会的な言説に共感なんて必要なのかと思います。
経済政策で弱者や低所得者というとき感情に訴えかける言葉を使うと理性は後ろに追いやられてしまいます。
ある政策が実際にはどのような効果を持つかということを吟味することは後回しになります。
震災の復興を謳って闇雲に原状復帰をしても仕方がなく投資効果のない復興は無駄と思いますが、被災者支援というお題目に抵抗することは難しいでしょう。

SNSをはじめとするネット社会では感情が増幅される傾向が強くなると思います。
共感により狭い世界でシングルイシューでの仲間意識を醸成します。
ネット右翼はやはりネットが普及したからこそ出てきた存在でしょう。
ネット社会が多様性を促進する一方で共感による対立軸で単一性へと向かう動きが強くなっているのではないでしょうか。
そして狭いネットの世界だけでなくリアルな世界でも同様の傾向がみられるようになってきたように思います。
せっかく多様性が認められやすくなり個人の生き方に広がりが出てきたというのに、新しい生き方への共感を求めて古い生き方を揶揄するような言説が出てくるのも残念なことです。

人の感情など意に介さず事実にだけ根拠を求めようとする冷たい理性をもっと大切にしてもいいと思います。
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[ 2014/11/22 16:49 ] 雑感 | TB(0) | CM(3)
相互リンクお願いします。
初めましてキャビンと申します。

ブログ拝見させて頂いています。

もし宜しければ相互リンクをお願いしたいと思い
書き込ませて頂きました。
宜しくお願いします。

セミリタイア資金2000万を目指すブログ
http://ssn2000.seesaa.net/
[ 2014/11/22 21:42 ] [ 編集 ]
>キャビンさん

はじめまして。

リンクありがとうございます。
こちらもリンクに追加しました。

よろしくお願いします。
[ 2014/11/23 00:12 ] [ 編集 ]
ありがとうございました。
相互リンクの件、ありがとうございました。
お手数お掛けしました。
今後とも宜しくお願いします。
[ 2014/11/23 15:06 ] [ 編集 ]
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