人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

金融教育はやっぱり必要

ラップ口座の残高が2兆円を突破したそうです。
どう考えても資産運用としては愚の骨頂だと思うのですが、世の中の人はそれほど金融リテラシーがないのでしょうか。

私の母親も銀行に勧誘されて1000万の変額保険に入らされたことがあります。
以前母親に低コストのインデックスの投資信託でも買っておけばと言ったことがあります。
銀行で相談した母親はインデックスなんて配当もつかないし何の価値もないから変額保険が良いと言われて入ってしまったようです。
何故母親に変額保険を選んだのかを聞いたところ、銀行員が親身で気に入ったからだそうです。
商品の内容やコストは分かっているのかと聞いたらそんな難しいことは分からんとお答えになりました。
馬鹿なんじゃないかと思いますが、私の母親はかなり頭が良い人だと思います。

この程度の金融知識でも両親は資産運用でそこそこ利益を上げてきました。
変額保険もリーマンショック後に入ったのでおそらくそれなりに利益が出ているでしょう。
バブル崩壊も経験していますが、全体としては高度成長期を謳歌した世代だということでしょう。

一方でここ最近飲み会で資産運用をしているかと何度か聞いてみたところ驚くほど預金だけという人が多いことにびっくりしました。
独身でリスク資産の運用に回せる余裕資金があるような人でもです。
リボ払いは利息が付くということさえ知らない人も多くいました。

唯一の例外は外資系に勤めていたときの友人たちでほぼ全員が資産運用していました。
まあ当時はマネージャを筆頭に仕事中にFXや株をチームの半分ぐらいがしていたぐらいですから。
成果を出していたとはいえ今考えるとやりたい放題のチームでした。

消費者が賢くならないとサービスが良くならないのは当たり前の話です。
日本人は世界一うるさい消費者だとよく言われます。
しかし金融サービスに関しては何故うるさい消費者にならないのでしょうか。

結局は知識の問題だと思います。
社会に出てからは興味がないと金融の知識を得ることは少ないと思います。
やはり高校で金融の科目を必須とすべきではないでしょうか。
高校で古文だの歴史だのなんて私は教える必要はないと思います。
金融について勉強させたほうがよっぽど役に立つし、社会にとってもよいことだと思います。
古文や歴史は国立大学クラスを受験する人だけに勉強させればよいのではないでしょうか。

収入に応じた計画的な生活をすること、リスクとコストを考えて消費、資産運用をすること。
この当たり前のことを高校で教え込むことはできないのでしょうか。
生きるのにこれほど重要なことはないはずです。
社会にとっても金融リテラシーがある人が増えるほど社会的コストは低くなるはずです。
何故高校の必須科目にしようという声があまり聞かれないのか不思議でなりません。
関連記事


にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

[ 2014/10/18 16:25 ] 資産運用 | TB(0) | CM(7)
私の母親もひどいもんでしたね。余剰資金の運用で銀行員がこう言うんだけど、どう思う?って僕に聞いてくるので、いちいち説明しましたが、考えたり最終的に決めるのはあなただよ、というのがどうしても理解できないというか。結局僕の言う通りにしようとするのです。そうじゃなくて自分で考えろと。自己責任という発想がありません。高度経済成長期は貯金することが最大の運用で、それ以外考える必要は無かったので仕方が無いのかもしれません。

金融教育については、もちろん必須だと思います。ただし僕の邪推ですが、これはあえてしないのではないかとも思います。為政者、権力者、大企業、などからしたら、庶民に金融教育などなく、財布に入るカネは右から左に使い、流行に乗っかり、都合よく散財してくれる愚民が多いほうがやりやすいはずです。

ところで、一神教の起源(山我哲雄)を読みました。
なかなか面白かったです。
自分の知識も少し整理された気がします。
ブログにも感想を書きました。
しかし重厚な内容で、小刻みに休憩しながら読んだので、読むのに2週間くらいかかりました。
[ 2014/10/19 01:28 ] [ 編集 ]
上の方との話にもつながりますが、
あえて言えば源泉徴収制度は一つの
愚民化政策だと思います。

自分の税金がどうやって徴収されているかを
もはっきりわからないのに金融のリテラシー
を身に着けるのは無理なんじゃないかと思いますが。
[ 2014/10/19 09:11 ] [ 編集 ]
>招き猫の右手さん

確かに親の世代は資産運用については自己責任という発想があまりないですよね。
高度成長期にはそもそも損をする人が少なかったから学ぶ機会がなかったのでしょうか。
しかし現役世代はそんな甘えたことを言える状況ではないのでやはり金融教育は必須だと思います。

>都合よく散財してくれる愚民…
そういう邪推をしたくなりますよね。
何かを変えるということがめんどくさい人と、変えないままのほうが都合のよい人の協同した不作為なのではないかと思います。
社会全体としては利益のほうが大きくても、社会をコントロールできる人たちにはうまみが減るというのは他の分野と同じですね。

「一神教の起源」、面白かったようで良かったです。
ブログにコメントさせていただきました。

>YMさん

アメリカのようにサラリーマンも確定申告させればよいと私も思っています。
そうしないといつまでたっても税金をどう使うかではなくて取られるものという意識が抜けないのではないかと思います。
確定申告のコストの問題ももちろんありますけど。

金融教育も必要ですが、その前に国の歳入と歳出に関する教育が必要ですね。
これだけ若者が犠牲にされても投票にさえいかないというのは無知というのが一番大きいのではないでしょうか。
[ 2014/10/19 10:58 ] [ 編集 ]
一神教の起源のコメントにお返ししようとしたら何故か当ブログのFC2ブログ内でエラーが発生し、何度やっても書き込めません。
なので、申し訳ないですが、こちらでお返しさせていただきます。

日本の制度は法律も契約のルールも確かに欧米から輸入したものなので、日本の慣習風土と会わない面があるのかもしれませんね。。。
多神教が世界で少数派だというのは覚えておくことにします。
[ 2014/10/20 01:48 ] [ 編集 ]
>招き猫の右手さん

キリスト教などの一神教や中世ヨーロッパのスコラ哲学などはモノの見方を切り替えないと理解できないのでこの分野の本を読むのは楽しいです。
現在の日本に生きている自分の価値観が偶然生まれた特殊例であることを知ることができます。

また面白そうだと思える本があれば読んでみてください。
[ 2014/10/20 22:57 ] [ 編集 ]
金融教育しても自分で考えて自分で責任取る文化がないからあんまり効果ない気がします。
[ 2014/10/20 23:30 ] [ 編集 ]
>yamyasさん

うーん、そうでしょうか。
知識がある人が増えるとぼったくりな商品は売れなくなりますし、知識がないことによる破綻は減るかと思うのですが。

私個人は外国と比較して日本は相対的には自分で責任をとる文化が根付いているほうではないかとも思っています。
自分で考える人は少ないように思えますが。
[ 2014/10/21 22:24 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

ブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

相互リンクとコメントを頂いた方