人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

2012年6月のお奨め本

毎月前月に読んだ本の中でおすすめ本を2,3冊ほど紹介します。

・哲学者の密室

矢吹駆が主人公のシリーズ4作目。
哲学的要素をふんだんに盛り込んだミステリ。
ハイデガーの存在論を中心にした密室ミステリで相当読者を選びますが、読み応えのある力作です。
ただし、かなりの長編であることもあり密室の驚きが物足りないことや主人公のパートナ役の女性が突っ込みどころ満載であること、ハイデガー役の人物を矮小化しすぎているところなど不満な点もたくさんありますが、これだけのものを書き上げた力量はさすが。

哲学者の密室 (創元推理文庫)哲学者の密室 (創元推理文庫)
(2002/04)
笠井 潔

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・イギリス近代史講義

近代のイギリスを産業革命、イギリス衰退論などから語った語りおろしです。
社会史の視点から語られており非常に興味深い話が満載で、歴史の面白さを再認識できます。
しかし一方でこれだけあいまいなものである歴史とは学問なんだろうかと最近思わされます。
もともと歴史とは解釈に過ぎないと私は思っていましたが、最近は解釈と言うよりはいくつかの資料から創造したフィクションに過ぎないと思うようになりました。
突っ込みたくなるような箇所も多いですが、歴史好きは必読でしょう。

イギリス近代史講義 (講談社現代新書)イギリス近代史講義 (講談社現代新書)
(2010/10/16)
川北 稔

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・動物たちの喜びの王国

これまでの研究では動物たちの行動は適応行動の観点からの説明ばかりでした。
しかし本書では動物の個性にスポットをあてて、動物も生きる上で喜びを感じているのだと言う事例を紹介しています。
仲間と遊んだり、食べ物を味わったり、セックスを楽しんだり、夫婦や仲間で愛をはぐくんだり、美を愛したりと人間と同じような喜びを得ており、この点からの研究がもっと必要だし、最近はこのような研究がされていると著者は言います。
哺乳類だけではなく、爬虫類、魚類、昆虫までもが個性を持ち感情を持っているのではないかと思われる事例を紹介されると、確かに他の動物も人間とはそう変わらないと思わされてしまいます。
ここまで他の動物に感情を認めてしまうと動物実験あるいは食料としての利用の仕方を本格的に再検討する時代がやがて来るのかもしれません。

動物たちの喜びの王国動物たちの喜びの王国
(2007/06)
ジョナサン バルコム

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[ 2012/06/02 10:46 ] 今月のお奨め本 | TB(-) | CM(0)
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