人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

自分自身を知る

充実した人生を送るために一番大切なことは自分自身を分析することだと思います。
そしてそこからどのように行動するかの戦略を立てることです。

大学受験であれば志望大学の問題の傾向と自分の得意科目、不得意科目を分析し、受験までの残り時間を考えて対策を考えたでしょう。
各科目の実力と志望大学の試験の難易度、合格ラインを把握することなしに受験すると浪人する可能性が高まります。
私の場合は数学と現代文に自信を持っていたのですが、社会と英語が苦手でした。
特に日本史や世界史は全く興味がわかず覚える気力がありませんでした。
そこで二次試験に社会科目がなく、数学はそれなりに難しく、英語が比較的簡単そうな大学、学部を調べたのです。
大学なんて偏差値が変わらなければどこの大学のどこの学部に進学しても変わらないと思っていたので、行きたい大学ではなく自分の成績の傾向に合う大学に現役で合格することを第一目標にしました。

社会人になってビジネスをするときには、自分の分析だけでなく仕事相手の分析をする必要があります。
自分の強みを最大限に生かし、弱みはしっかり守り、他人の強みをこちらに取り込み、他人の弱みは最大限にこちらの優位にいかす必要があります。
相手には借りがあると思わせ、相手に対する借りは気づかないようにさせる。
難しいのは自分の分析はそれなりに正確にできても相手の分析は中々難しく常に再調整が必要だということでしょう。
また相手が自分をどのように評価しているのかを知ることも他人の分析として大切です。

東大を卒業していてもなぜビジネスができない人が多いのかというと勉強と異なりビジネスでは他人を分析して戦略を立てる能力の比重が大きくなるからだと思います。
受験はライバルとの戦いというよりは自分との戦いです。
出世する人は社内などでの自分の立ち位置、相手がどう振る舞うかの分析能力が優れている人が多いです。
そしてそういう人は例外なくプレゼンがうまいと思います。
プレゼンで大切なことはプレゼン相手の事前の分析、そしてプレゼン中の相手の反応を把握して伝える内容を調整して行くことであり、それができるのは自分と相手の分析能力に秀でた人だからです。

外交もビジネスと全く同じです。
相手を勝てる土俵に引きずり込んで攻勢をかけつつも、逃げ道を用意してやりこちらの味方につけることです。
相手より優位に立ち利益を得つつも、相手に不満を持たせてはいけません。
日本であれば、弱みは第二次大戦の敗北であり、強みは戦後の平和国家のイメージや技術、文化でしょう。
相手が欧米であれば民主主義の価値を共有している平和国家であることを強く主張し、アジアであれば日本が持つ技術と文化を浸透してきている事実を生かす外交となるでしょう。
中国や韓国であれば相手が絶対的に有利な第二次大戦の問題は避ける必要があります。
これについては日本はどうやっても不利になります。
基本認識は中韓のみならず欧米も共有している以上、日本にはどうしようもありません。
これを覆すには日本がアメリカに代わる超大国にでもならない限り不可能でしょう。

不思議なことに安倍さんたちはどうしても負け戦をしたがるようです。
そもそもなぜ安倍さんをダボスなんかに行かせたのかと思いますが、演説の原稿チェックを官僚はしなかったのかと不思議に思います。
曲解されて報道されたというような言い訳をしている時点でどうしようもないレベルの低さです。
ビジネスマンなら言い訳をする人間はそれだけで使えない奴とみなされます。
翻訳でニュアンスが伝わらないことやメディアに曲解されることは当然計算しないと演説なんてできないはずです。
もしかすると安倍さんは中国や韓国のスパイなのではないかと勘ぐりたくなります。
日本をわざと中韓に有利な土俵に引きずり込もうとしているのではないでしょうか。
最近までの中韓の日本への中傷がひどすぎて日本に有利になった状況を一変させるために、靖国参拝をしてダボスであのような演説をしたのではないでしょうか。
彼のおじいさんがCIAから資金提供を受けていたとされるように、もしかすると中韓から…。
逆にそれぐらいの戦略と信念を持っていたなら私は彼を尊敬しますが。

閑話休題。
さて20年近くサラリーマンをしてきて思うのは、自分の分析だけでなく、相手の分析、自分の他者からの評価を分析する必要があるということです。
しかしこれは結構しんどいです。
私は他人のことなんか興味ないですし、自分の評価を知るというのは辛い作業です。
自分のことはコントロールが比較的容易ですが、他人に対して影響を及ぼすのは難しいですから。
リタイアは受験のときのように自分の分析だけで済みます。
自分の支出レベル、資産、投資戦略、健康、家族、友人の関係を把握しておけばよいだけです。

人生も満足度を上げるには自分を分析してみて楽しい生き方とそのための戦略を考える必要があります。
何となくサラリーマンをしてよくわからないけど不満とストレスがたまっているということがあると思います。
何となくというのが曲者です。
大抵の人は何となく生活をしており、中々自分が楽しいと思えるような人生について考えないようです。

私自身は孤独に本を読んでいるのが楽しいのに、何となくサラリーマンをしてきました。
他の人と同じようにそれなりの仕事をしてそれなりの給料をもらうことが普通と思っていました。
思っていたというよりは何も考えずに過ごしてきたというほうが正確です。
小学生から大学まではスポーツをしてきましたが、集団生活が大嫌いなのに厳しい集団生活を要求される運動部に所属していたのも不思議です。
中学生のころはキャプテンをしていましたし、大学でも同学年では(国立大学なので部のレベルが低く)エースだったのでクラブをまとめるというプレッシャーにいつも悩んでいました。
先輩後輩関係なんて本当に苦手です。
それでもいまだに先輩に会えば緊張しますし、後輩に会えば必ず全額おごってしまい、体育会気質は抜けませんが。
これも何となく地元では子供はスポーツをするのが当たり前で、クラブ活動しない人間は帰宅部と馬鹿にされていたからだと思います。

自分が楽しいと思える人生を考えることは早ければ早いほどいいと思います。
それだけ早くにそのような人生を送るための戦略を立てることができるからです。
しかしこれは意外と難しく、何らかのきっかけが必要です。
仕事に疲れたり、失敗したり、結婚したり、子供ができたり、あるいは震災にあったり、身近な人の死であったりというところでしょう。
私は30代半ばぐらいの忙しい毎日の中で死ぬまでに読みたい本の半分も読めないだろうなと思うことが多くなってきたときです。
もし10年早く気付けば、一番稼いでいたころにきちんと貯金してすでにリタイアを達成していたことでしょう。
まあ、あほみたいにお金を使っていたときも楽しい思い出なので後悔はしていないのですが。

自分を知ることはもっとも大切だと思いますが、とてつもなく大きな問題もあります。
それは自分の限界が分かったと思い込んでしまうことと、自分の可能性の芽を摘んでしまうことです。
本当はできることが沢山あるのに、自分には無理だと思い込んでしまっている人はたくさんいます。
成功した人は自分の可能性の芽を摘むのではなく育てた人ではないでしょうか。

私の後輩で当時はあんまり勉強ができるとは思えなかったのが、今ではかなり実績を上げている学者がいます。
正直あまり出来が良くないなと彼に対して傲慢な考えを持っていましたが、今では私が足下にも及びません。
さっさと私の平凡な能力では学者は無理だとあきらめた人間と、地道に努力して実績を上げ続けた人間との違いです。

自分を分析して知るべきなのは楽しいと思える人生であって、達成が可能な人生ではないのでしょう。
学者として成功した後輩は研究生活が楽しい人生と思っていたのであって、食えるかどうかは気にしなかったのでしょう。
私は楽しい生活というよりは食える自信がないという不安をより強く思ったのだと思います。
でも今は静かに平穏にゆったりとした読書三昧の日々を送ることが楽しい生活だと断言できます。
ですのでそのような生活を手に入れるためにリタイア戦略を立てているのです。

そして自分を分析し知ることは大切なのですが、それ以上に大切なことがあります。
戦略を立ててそして自分もしくは相手に勝つことです。
何事にも勝たないと意味がありません。
しかし生きている限りは何度でも再挑戦できるので、負けてしまっても戦略、あるいは目標を修正すればよいだけです。
言い訳をしたり、他人をうらやむ前にどのように軌道修正するかを考えられる人は決して負けることはないのだと思います。
私の当面の目標はリタイアであり、なんてしょぼい目標なのだと自分でも思うのですが、これが私にとって大事なことなのだから仕方がありません。
どんな人生でも価値判断を下すのは自分なのですから。
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[ 2014/01/25 13:23 ] 人生 | TB(0) | CM(2)
はじめまして。early retireを漠然と考え、検索したところこちらのページにたどり着きました。30代後半の女性です。
ブログ主さんはとても冷静で賢い方なんですね。大学受験時の分析からしても、素晴らしいです。ただ志望校目指してガリガリ勉強していた自分とは大違いです。
リタイアがしょぼい目標なんて、とんでもないです。定年まで働くのも凄いことですが、そのレールを外れて自分らしく生きるというのは、勇気がいりますし、戦略的に行かないといけないですよね。
他の記事も是非参考にさせて頂きます。
[ 2014/06/16 17:03 ] [ 編集 ]
>Bonheurさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

私がある程度計画的になったのはリタイアを意識してからで、それまではかなり行き当たりばったりでした。
やはりリタイアを目指す人たちは計画的で自分を律することができる人が多いように思えます。
そうでないと特別な才能でもない限りリタイアできないですもんね。

30代後半の女性ということですが、このブログを書き始めてリタイアに興味を持つ人が本当に多くいるのだなと実感しています。
[ 2014/06/16 23:07 ] [ 編集 ]
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