人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

私のリタイアの地元での噂

私の地元はいわゆる新興住宅地で真面目な人たちばかりです。
親世代は一流大学を卒業して一流企業を定年まで勤め上げ、一戸建ての家を建てて、子供にも一流大学を卒業させて一流企業に入社させて、そして孫を可愛がって幸せに死んでいくような人たちです。

それはそれで真面目に人生を送り素晴らしいことなのですが、逆に言うとそれ以外の人生を知らないですし中々受け入れられない人が多いようです。
私が中学の頃に親が子供の性格、希望することなどを書いて学校に提出することがあったのですが、子供には公務員になってほしいと書いてあったのを見てそれだけは有り得んやろと大うけしたことがあります。
まあ、その後キャリアの試験勉強をしたこともあるのですが。

そんな地元では私が仕事もしないでフラフラ暮らしているという噂が広まっています。
考えてみると私の地元での接点は年末などに会う友人だけなので、自分のことが地元で話題になったところで気も付きません。
けれど転職でさえ珍しい地域なので結構噂になっているようです。

私が転職を繰り返して名もないベンチャー企業に勤めたりしていたことで私は負け組とみなされ始めていたのですが、フリーターになったことで地元での母親世代の私の評判は可哀想な子で、その両親もかわいそうということになったようです。
特に隣の家と斜め前のおばさんはいちいち私が落ちぶれたことを確認したがるようです。
旧帝国大学の教授、大企業の課長さんの親からするとフリーターの息子を持つ私の母親は可哀想みたいです。
こんなこと書くと嫌なおばさんのように思えますが、実際はいい人たちです。

一方、私の友人たちはというとどちらかというと好意的な見方のようです。
転職を繰り返して色んな企業を経験したり、休暇を取ってバックパッカーをしたりしたあげく今は自由な生活を謳歌していると思っているようです。
もう私たちの世代でも一生同じ会社に勤めるとか、家族を持つことだけが幸せだという価値観は崩れてしまっています。
しかし、私の地元の友人たちはこのまま無事に同じ会社を勤め上げることができそうですし、家族を持つ人が多いです。
価値観が変わってきたと言っても、何とかその価値観を維持できる世代、境遇でもあります。
そのちょうど狭間のところですでにそのような価値観から逃れてしまっているタイプと両方のタイプが混在しているのでしょう。
仲の良い幼馴染は転職を繰り返したり派遣で工場行ったりとしていますが、人生楽しそうです。
一方で別の幼馴染で某トヨタでいかに出世しているかを散々きかされて適当によいしょするのにたまに疲れる人もいます。

ところで最近、働かない息子の噂を聞きつけて私の実家に新興宗教の勧誘がやってきました。
働かない息子を持ち人生に悩んでいる母親はかもになると思ったようで、息子さんのことで色々と悩みがあると思いますが、一度私たちの勉強会に来て悩みを語り合いませんかといわれたそうです。
こんなにも母親を悩ませるなんて私はなんて親不孝な息子なんでしょう!

私の母親は70歳をこえても色んな趣味や旅行で忙しく、残念ながら息子のことはほとんど興味がないようです。
息子どころか孫にもあまり興味がないのではないかとすら見えます。
逆にゴルフしか趣味がない父親は孫を可愛がることが生き甲斐みたいですが。

こうなると彼女の実家近辺でも噂になっていないか心配ですね。
田舎なので私が彼女の実家に遊びに行った時は確実に噂を立てられているはずです。
さすがにフリーターということまで知られているかどうかわかりませんが。
ちなみに彼女の両親からしても私は異端というか不思議な存在のようです。
アーリーリタイアとかバックパッカーとか投資とかすべて意味不明なことのようです。
はじめはお金目当てで近づいたのではないかという疑いがあったようですが(笑)

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[ 2019/10/19 17:22 ] アーリーリタイア | TB(-) | CM(2)

2019年9月のお奨め本

2019年9月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》 (橋本 毅彦)

フランスで始まる互換性部品のアイデアに始まり、アメリカで発展した製造方式から現代にまで至る標準化の歴史を解説しています。

私たちの生活はあらゆるところに標準化された仕様があります。
キーボード、紙のサイズ、メートルなどの度量衡、USBの規格、携帯の通信規格、ねじ、自動車、コンテナなど、これらの規格がなければ非効率な社会になってしまうことはすぐわかります。

しかし、このような標準化された規格を実現することは非常に難しいことです。
そもそも設計図に基づいて均一したものを製造できるようになるのは19世紀末ごろだそうです。
もともとは戦争で銃の修理に時間がかかりすぎることがきっかけでした。
昔の銃は同じ種類でも仕様が統一されておらず部品の交換を簡単にできるものではありませんでした。
アメリカで工作機械や測定器具の発達とともにようやく均一した製品を製造できるようになったのは19世紀ごろのことです。
それでも標準化はコストや様々な抵抗によってなかなか進まず、急激に進むのは第一次世界大戦で物資の大量生産が求められたためです。
その後、標準化は紙のサイズ、キーボード、コンテナ、最近ではパソコンやスマホのOS、また人々の工場での動作、工場の安全基準、医者などのような資格、教育などあらゆるものにまで及びます。

本書では製造の標準化から始まった標準化の歴史、デファクトスタンダードとデジューレスタンダード、標準化をめぐる利益の争いなど、私達が毎日恩恵を受けているけれども普段は当たり前のように思っているものに隠れた歴史の面白さを解説しています。
社会の発展は科学技術や政治制度などだけではなく、ものや人を結びつける標準化された規則、仕様の発展も同じぐらい重要なんだということを気づかされる本でした。




・中世ヨーロッパの農村の生活 (F. ギース, J. ギース)

中世の農民たちの生活はどのようなものだったのでしょうか。
本書では資料が比較的残る14世紀ごろのイングランドのエルトンという村の人々の生活を描いています。
農作業の方法、生活のルール、領主への労働への提供、結婚制度など農村がどのように運営されていたのかとて分かりやすいです。

中世の限られた記録からなので限界はあるのですが、当時の農村の人々の暮らしが生き生きと描かれています。
彼らは開放耕地制による農作業を共同で行い、領主のために労働を行い、結婚をして子供を育て、喧嘩をしたり、時には裁判で罰金を払わされたりと、遠い中世の人々なのにとても身近に感じます。
また、農村を支配する具体的な制度、開放耕地制の共同の農作業の方法、相続制度、コモンローが原則の裁判制度、共有の利用方法、農奴や自由民、小屋住みの農奴などの実際等とても興味深いものでした。

イギリス南部の農村の話なので中世ヨーロッパ全体に当てはめることはできないですが、中世の農民たちは現代の人たちと同じように様々なルールと限界がある中でもたくましく生きていたのだなと実感できる本です。
著者は他に都市の生活、城の生活についての本もあるので読んでみたいです。




・狩りのとき (スティーヴン ハンター)

ベトナム戦争当時、ベトナムから帰還して退役までわずかとなった海兵隊のダニーは同僚をスパイするように言われますが、証言を拒否して再びベトナムの最前線に送られます。
そこで狙撃チームに加わったダニーは上官のスナイパー、ボブ・スワガーの相棒となります。
ベトナム戦争から数十年後、妻と娘と暮らすスワガーはダニーと共にした戦争の亡霊と再び対峙することになります。

本作も相変わらずのスワガーのカッコよさ満載です。
卓越したスナイパーのスワガーは今回はベトナム戦争当時と現在の両方で大活躍します。
スワガーの相棒ダニーの物語が語られ、宿敵のロシアのスナイパー、ソララトフの決着もつき、いったんの結末を迎えますが、それにふさわしいスケールでした。
現代の戦闘は第一作に比べて物足りないように感じましたが、ベトナムでの戦闘シーンは迫力満載でした。
また戦闘だけでなく、ストーリー構成も前の2作同様にしっかししたものだと思います。

無敵でありながらも漫画的にならないスワガーシリーズはエンターテインメント性が強いハードボイルドが好きであれば必ずはまると思うので是非読んで欲しいです。



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[ 2019/10/08 20:01 ] 今月のお奨め本 | TB(-) | CM(0)
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