人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

移住先としての札幌

彼女が札幌に住んでいるため、ここのところ月に1回は札幌を訪れています。

以前、生活費の節約などを考えて地方移住を考えていました。
その中で札幌は自然があり、食のレベルが高そうなので憧れではありましたが、寒さに弱い私は考慮外でした。

実際に札幌を訪れるようになって移住先として考えた場合の札幌について書いてみたいと思います。

1、寒さ
私は寒さに弱いので札幌移住は有り得ないと思っていました。
実際に冬の札幌を訪れて思ったのはいがいと寒さは大したことがないということです。
まずそもそも外に出ている時間はそれほど長くなく、ほとんどは地下街や建物の中にいると思います。
特に建物の中は東京より暖かく感じます。
私の家より彼女の家のほうが圧倒的に暖かいですね。
北海道出身の人が東京のほうが寒いというのがよく分かりました。
北海道の人はもう少しエコになったほうがいいとは思いますが。
ただし吹雪いているときはさすがに寒いです。
また雪が積もっているところは歩きにくいですし、特に道路が凍っているときはかなり転びやすいです。
すすきので何度も転びかけたり、携帯を投げ飛ばして恥ずかしい思いをしたこともあります。
ということで寒さは札幌に住む障害とはならないなと言うのが私の感想です。
やはり体験してみないと分からないものです。

2、食
北海道はやはりご飯が美味しいというイメージがあります。
しかし今のところ私は東京のほうがレベルが高いと感じています。
東京のほうがバラエティに富み競争が激しいように思いました。
札幌のほうが美味しいと思ったのはジンギスカンとスープカレーの店がいくつかぐらいです。
ジンギスカンはさすがに札幌が圧倒的に美味しいと思いました。
肉はほぼニュージーランド産なので東京でも同じレベルの味が実現できると思うのですけどね。
ちなみに北海道産の羊のほうが美味しいですが、値段は倍でした。
海鮮系は築地のほうが美味しいように感じました。
輸送技術の発達などで鮮度の差が東京とあまり変わらなくなっているのかもしれません。
ちなみに食べログを見ていると札幌の評価が異常に高いです。
少々過大評価されている店が多いと思って訪れたほうがいいでしょう。
札幌市民は優しい人が多くて点数が甘めなのかもしれません。

3、住
家賃の安さはさすがに圧倒的です。
彼女の家は地下鉄から徒歩2分で、スーパーやカフェ、TSUTAYAなどが近くにあり、2人でも余裕で住める広いワンルームで家賃4万です。
このレベルなら私の家の近所では10万以上はするでしょう。
1人暮らしなら3万で十分ではないでしょうか。
札幌は交通網がそれなりに充実していますし、平地なので夏は自転車の移動が便利です。

4、遊
何をしたいかによりますが、温泉、ウィンタースポーツ、トレッキングなどが好きなら札幌近郊にいくらでもスポットがあります。
札幌は商業施設もそれなりに充実しており東京でやるようなイベントがそれなりにあると思います。

5、仕事
札幌の給料は恐ろしく低いと思います。
普通のバイトも東京に比べて2割ほど時給が低いようです。
セミリタイアでバイトをしたい場合はかなり厳しいかなと感じます。
東京であればバイトはいくらでありますし、時給もかなり高いのでこの差は大きいと思います。

6、物価
札幌は物価が低いというイメージがありますが家賃だけが低い印象でした。
まずは光熱費が高いです。
基本的な価格が大都市の東京より高いのに加えて冬の暖房費があります。
夏の冷房費が少ない以上に長い冬の暖房費がもの凄いことになるようです。
東京で住むのに比べて5000円ぐらいは多くかかると考えておいたほうがいいと思います。
また送料は当然高く、通販では北海道は追加料金が必要な時があります。
交通費も東京と比べて大分高いです。
電車をそこそこ使うのであればかなり大きいかもしれません。
スーパーも東京と変わりません。
北海道産の旬のものはさすがに安いのでしょうが、全体としては私の家の近所と変わりませんでした。
外食費も東京とそれほど変わらないです。
近頃は銀座でもランチならたいして高くないです。
また国民健康保険も当然東京より大分高いです。
全体としては普通の生活であれば家賃の安さが他の物価の高さである程度相殺されますが、札幌のほうがやや生活費が低いでしょう。
しかしリタイア組であれば国民健康保険を減免したり、電車をほとんど使わなかったり、通販を使うことも少ないと思うので工夫次第で札幌のほうが東京よりかなり低くなるのではないかと思います。
ただし、仕事やバイトをするなら東京の賃金の高さは札幌の生活費の低さを軽く上回ると思います。

7、全体評価
札幌移住は十分ありかなと思いました。
寒さはそれ程ではないですし、工夫すれば東京より生活費も抑えられます。
ウィンタースポーツやトレッキングにも挑戦しやすいです。
私にとって最重要な問題である食についても東京よりは劣りますが、十分なレベルです。

バイトもあるのでしばらくは東京にいるつもりですが、もし彼女との関係が続けば将来的に札幌移住はありかなと思っています。


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[ 2018/02/24 20:30 ] アーリーリタイア | TB(-) | CM(6)

2018年1月のお奨め本

2018年1月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・カント入門講義: 超越論的観念論のロジック (冨田 恭彦)

カントの入門書です。
カントが知性に備わると考える、対象を捉えるアプリオリな枠組みを中心に解説しています。

人は形而上学的な課題に判断を下しますが、一体その判断の方法はどこから出てきているのでしょうか。
カントはアプリオリに与えられたものの見方があると考えます。
それは単一性などの量に関わるものであったり、原因と結果のような関係性、可能性のような様相などです。
このようなメタの部分の議論は面白い一方、果たしてそれがどの程度普遍性を保てるのでしょうか。
カント以後の哲学者たちはこの議論からさらなる思考を進めていくことができたのであり、カントが今でも重要な哲学者であることの理由でしょう。
カントがヒュームやロックの議論をどのように継承したかの解説もとても興味深いものです。

とても分かりやすく面白い解説書です。
カントの入門書では一番お薦めできると思います。



・ユダヤ人の歴史 (ポール ジョンソン)

古代から現代までのユダヤ人の苦難の歴史を描いた大著です。

ユダヤ人は世界史においてとてつもなく困難な道を歩んできたのにその民族性を保ち続けて生き残ってきた稀有な民族だと思います。
そして現代に入って本当にイスラエルの地に帰還し国を作ってしまったのですから。
彼らの迫害の歴史は人類の愚かさの歴史ともいえます。
啓蒙主義と言われるような人たちや知識人たちがアンチセミティズムに積極的に加担したことには愕然とします。
ヘイトスピーチをそのような人たちがしているようなものですから。
ホロコースト後も共産主義の国などでアンチセミティズムが続きましたが、ようやく現代では一部を除けばそのようなことはあまりなくなっています。
少しは人類も進歩しているということでしょう。
パレスチナの問題は当分は解決しそうにないですが。

著名なユダヤ人が多く出てきますが、著者の好き嫌いがはっきり出ていて面白いです。
特にマルクスへの評価は散々です。
アンチセミティズムであり、傲慢な人間であったと言います。
実際にそうなのでしょうが、資本論を自分が真理であると信じることを支持する証拠を本の中から集めただけであり学問でも何でもないと酷評しているのを引用しているのには笑ってしまいました。

ユダヤ民族の全史を書くのは相当困難な作業です。
その人の歴史観、宗教観に左右される部分もありますし、資料が少なかったり研究が十分でない時代や分野がほとんどだと思います。
しかし、一般の人や専門家にとってもこのような作品は必要不可欠なものだと思います。
通史として知りたいという人は多いでしょうし、このような通史から専門家たちの議論が活発になることも多いからです。
読んでいて疑問に思うことも多々ありましたが、著者のこの精力的な仕事はやはり素晴らしいと思います。
ここから新たに一般向けのユダヤ人の通史が出てくればいいなと思います。



・ロマの血脈(ジェームズ・ロリンズ)

科学の訓練を受けた特殊部隊シグマフォース隊長のグレイの目の前で神経科学者が殺害されます。
彼は致死量の放射線を浴びており、デルポイの神殿が描かれた硬貨を持っていました。
やがて不思議な能力を少女がグレイたちの前にあらわれ、グレイはインドへ向かいます。
一方で前の巻で行方不明となったグレイの盟友モンクはチェルノブイリ近くの地下都市で目を覚まし不思議な能力を持つ子供たちと脱走をすることになります。
そしてロシアで人類を危機に陥れる計画が進行していることが明らかになっていきます。

シグマフォースの本部、インド、チェルノブイリと3か所で場面転換してテンポよく進んでいきます。
いつものように驚くべき科学的事実をちりばめながらも一級のエンターテイメントに仕上がっています。
よくこれほど毎回いろんなアイデアを思いつくなと感心させられます。




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[ 2018/02/12 21:42 ] 今月のお奨め本 | TB(-) | CM(0)
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