小学校や中学校の時に校歌をよく歌わされていましたか?
私の学校ではやたらと歌わされました。
さすがに小中学校の校歌の歌詞は全て覚えていたと思います。
讃美歌や軍歌などのように人々を高揚させて一つにまとめるには歌は昔から重要で効果的なツールでした。
現在でも甲子園で勝利チームが校歌を歌う姿やオリンピックで君が代が流れると感動する人が多いようです。
歌が何らかのシンボルとなり歌うことによって身体にそれが流れ込んでくるのでしょう。
私はと言えば中3ぐらいには校歌を歌うことはなくなりました。
馬鹿らしすぎてあほちゃうかと思っていました。
小中学校では君が代斉唱はなかったような気がします。
高校に入るともちろん校歌なんて一切覚える気がなくメロディーも頭に入っていませんでした。
高校では君が代斉唱がありましたが、きみがあよーはまでしか知らないのでそこからはボーっとしていました。
学校で国旗掲揚や国歌斉唱とその拒否の議論がありますが、どっちでも今時の生徒に影響を与えることはないんじゃなかろうかと思います。
大学では体育会に入ったのでこれまた部歌と学歌を歌う機会がしょっちゅうありました。
飲み会のたびに最後に皆で肩を組み部歌と学歌を歌うのです。
歌い終わった後は「フレー、フレー、○○大学」とやります。
まさしくあほです。
私はずーっとこいつらあほちゃうかと思っていました。
何で私は青春をこんなくだらないことに時間をかけたのでしょうか。
試合でも大した成績を残せなかったくせに。
定期戦があると毎回飲み会があるのですが、これも最後に参加大学が順番に部歌を歌い、「フレー、フレー」
とやります。
これが終わるとビールを持ってみんなで叫びます。
興奮状態なんで椅子を投げ合ったりしてしょっちゅう大学生協の人がマジ切れしてました。
そして私は部歌も学歌も最後まで覚えませんでした。
もしかすると部で私だけが最後まで鼻歌で通したのかもしれません。
信念をもって覚えなかったわけではなく、覚えることが面倒だったのと皆が歌うのを聞いても本当に頭の中に全く入ってこなかったのです。
歌によって一体感を醸成することを否定するつもりはないのですが、どうにも私はそのような場に置かれると息苦しくてしょうがないようです。
スポーツのチームメイトならまだしも学校、社会、国家というような抽象的なものとつながることへの拒否感が強いです。
世の中にはつながりたい人とつながりたくない人がいます。
道徳教育で教育勅語がどうのこうのとか震災などを通じて絆とかを見ているとやはりつながりたい人のほうが多数なのでしょう。
大人になればつながることを拒否できますが、子供の頃は学校があるのでつながりたくない人には生きにくい世の中です。
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