人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

今年の資産運用結果と来年の見通し

大納会はまだですが、帰省するので今年の資産運用結果を出してみました。
私は毎年TOPIXを上回ることを目標にしています。
日本株だけではなく安全資産や外国資産も含んだ全資産で出しているのであまり意味はないのですが・・・。
全資産をTOPIXのインデックスに投資した場合よりは勝ちたいなと思っています。

結果はTOPIXより2%のアウトパフォームです。
去年は15%のアウトパフォームでしたので今年はダメダメでした。
11月までは15%ぐらいアウトパフォームだったのですが、12月に入ってから一気に落ちてしまいました。
全体的に持ち株がTOPIXより下がったことと信用取引で損失を出したからです。
何を思ったかここ数か月信用取引をしていて11月までは破竹の勢いだったのですが、12月に連続してドツボにはまってそれまでの利益を全て吐き出して、さらに60万ぐらいマイナスになっています。
まだ420万の損失を確定させていません。
春先までは上昇基調ではないかと思い維持しているのですがどうなることやら。
本当に自分には短期売買が向いてないようです。

今年はハラハラドキドキさせられた1年でした。
年初に今年は株式市場は堅調だろうと書いたと思います。
年初からTOPIXで8%近く上昇したので堅調だったとは言えます。
しかし、中国をきっかけにして世界的な株安、現在も続く商品安への不安など乱高下が激しい1年でした。
1日の株価の振れ幅も大きくもう慣れてしまいました。

さて来年はどうでしょうか。
アナリストの予想では4月ごろに21000円到達、夏には22000円、いったん調整して年末には23000円程度と予想している人が多いようです。
その通りになってくれたら嬉しいのですが。

私は年央ぐらいで高値22000円、年末は年初と同程度の20000円割れぐらいとみています。
来年はアメリカの利上げ継続や中国などの新興国の問題、商品安など不安ばかりです。
アメリカの企業業績も怪しいですし、忘れた頃にギリシャなどの問題が出てくるかもしれません。
それでも何とかこれらの問題をこなしつつ、追加緩和期待や参院選の景気対策など追い風にして年央に高値にいくのではないかと考えています。

しかし、後半ぐらいになるといよいよ日銀の手詰まり感がはっきりしてくるのではないかと思います。
12月の黒田さんのサプライズは日銀に打つ手がなくなってきたのではないかと思わせるようなものでした。
物価が上昇していなければ日銀の手詰まり感が意識され、物価が上昇すれば出口を意識せざるを得ないというかなりやばい状態になるかもしれません。
再来年ぐらいになると日銀が国債を買うのが相当困難になってくるのではないでしょうか。
無茶な政策をするとその反動はそれだけ大きいので警戒の必要があると思います。
それでも消費税増税の駆け込み、大統領選後の不透明感払拭などもありますし、なんだかんだ言って上場企業の業績は底堅いでしょうから年初と同程度に踏みとどまってくれると期待しています。

アベノミクスが始まって3年ほどになりました。
私はその成果はほとんどなかったと思っています。
もちろんTPPなどは成果だと思いますし、農政改革もこれまでのものよりはましなものになるのではないかと期待しています。
しかし結局は大した成長は果たせていません。
成長したのは公共事業を増やしたときぐらいではないでしょうか。
社会保障改革や規制緩和に取り組んでほしかったのですが、携帯料金や軽減税率、補助金の話ばかりです。
そして日銀の緩和は手詰まりになってきています。
「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる」企業を対象としたETFを買うってなんじゃそりゃという感じです。

たいして経済成長していないのに株価が上昇して、上場企業や公務員の給料が上がったということは国内での所得移転が起こったということです。
そういう意味では私もアベノミクスの成果の享受者です。
年収も株の収益もかなり上がりました。
しかし無理をしている分、マネーが収縮した時はかなり危ないと思います。
結局一番良いのは安定して成長することです。
そのためにはサプライズに頼る金融政策でなく、お上が携帯料金にまで口を出すのでもなく、公平で効率的な市場を整えることしかありません。

それでは良いお年を。

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[ 2015/12/26 12:55 ] 資産運用 | TB(-) | CM(2)

衆愚政治とエリートによる政治

軽減税率の導入がほぼ決まったようです。
一度導入されると廃止されることはないのでしょう。
これほど下らなく社会的リソースを浪費する政策も中々ないでしょう。
いつもは百家争鳴する経済学者やエコノミストも軽減税率だけは賛成の人を見かけません。
経済の素養がなくても馬鹿な政策だということは明らかでしょう。
しかし信じがたいごとに世論も支持しているようです。

エコポイントや地域振興券、ふるさと納税など馬鹿な大衆は喜ぶだろうという意図を持ってなされた政策は数多くあります。
残念ながらこれらは国民に支持されているようです。
反対するのは社会全体としての損失が大きいことを理解できる人だけで、そのような人は少数派なのでしょうか。

オルテガの書いた「大衆の反逆」は匿名の大衆が権利を主張し始めた社会状況を憂いた本です。
オルテガは民主主義が欲望を解き離れた大衆に権力を与え、工業化が他者と同じものを求める大衆の欲望にこたえ、科学の細分化が全体をとらえられなくなるとき大衆と結びつくとします。
そして匿名の大衆は決定権を持ってしまったにもかかわらずその決定に責任を持つことはありません。

情動で判断せずに社会全体をとらえて判断できるエリートによる政治が求められているのでしょうか。
もしそのようなエリートが存在すれば問題は解決するのかもしれません。
しかしエリート層もまた匿名の大衆にすぎません。
自らの利益を優先する知恵と権力を持ってしまった大衆です。
彼らに全体最適など望むべくもありません。

社会全体で考えると存在するのは大衆のみです。
これが小規模なグループであれば強力な指導者も存在可能です。
ユニクロや日本電産、ソフトバンクの創業者は自分で責任を引き受ける強力な指導者と言えるでしょう。
国家であればシンガポールぐらいの規模であれば可能かもしれません。
もちろんこれらのケースではトップによる価値を強制することにもなりますが、大衆の情動のみに流されるということはありません。

社会に大衆しか存在しないと軽減税率のような下らない政策は今後も続くのでしょう。
ではどうすればよいのか。
結局は意思決定をできるだけ市場に委ねるしかありません。
現在は公務員が多いからなのか市場に任せるべき仕事の多くを国家が奪ってしまっています。
市場は政治家や大衆のように個々の欲望を考慮することはありません。
匿名の大衆に意思決定をさせないことが大事です。
意思決定するときは市場で対価を払ってモノやサービスを買うときのみです。
あるいはモノやサービスを売るときのみです。

私は市場が万能だとは思いませんし、国家による再分配制度や経済政策も必要だとは思っています。
不況期に公共事業を増やすような政策も必要だと思っています。
しかし国家が行う多くの政策や法律は効率的な社会を損なっています。
社会の活力を損ない、他者に依存し責任を引き受けない匿名の大衆を増やすだけです。

それにしても地方創生、軽減税率、携帯電話料金や賃金アップへの介入・・・。
これらに費やす費用と時間をもっと生産的なものに向けられないのでしょうか。

・大衆の反逆 (オルテガ・イ ガセット)



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[ 2015/12/20 10:51 ] 人生 | TB(0) | CM(4)
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