人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

いつだってヒーローは寅さんとハマちゃんだった

最近釣りバカ日誌の連ドラが放送されて全部見てしまいました。
ハマちゃんが鈴木建設の新入社員の設定です。
西田敏行がスーさんを演じ、その他にも映画の釣りバカに出演した人たいがちょい役で出演していました。

私は小学生ぐらいから寅さんと釣りバカ日誌をよく見ています。
最近はテレビであまり放送されなくなりほとんど見る機会がないので、今回の連ドラは久しぶりにハマちゃんを見ました。
パターン化したドラマや映画が好きで他にも必殺仕事人や水戸黄門などの時代劇もよく見ていました。
毎回同じストーリーという安心感を覚えてしまい子供のころから年よりみたいです。

子供のころからの憧れが寅さんであり、ハマちゃんでした。
まだまだ昭和のサラリーマン社会の時代に自由に生きて自分の人生を歩む姿に子供ながらに憧れていました。

特に寅さんのふらっと旅に出てテキ屋をして、そしてひょっこり柴又に帰ってくる風来坊の生き方にはカッコよさを感じていました。
何かをなすこともなく淡々と日々を生きて自分を縛るものはないのは素晴らしい生き方です。
寅さんは出会いを大切にして妹を大切に思っています。
しかしその出会いも妹も寅さんを縛り付けるものではありません。
寅さんの恋も成就することはなく家族を持つこともありません。
人との関係は旅の途中に訪れるスパイスみたいなものです。
何かに縛られることに極端に苦手な私にとってはしなやかに生きる寅さんはヒーローでした。

ハマちゃんは平社員でろくに仕事もしないで釣り優先の生活をしています。
ただし鈴木建設のお荷物ではなく、たまに大きな案件を取ってくるので会社に貢献することも多々あります。
この辺の設定は難しいところです。
本気で仕事をしないでただ飯ぐらいだと視聴者から反感を得るのではないでしょうか。
もし自分の同僚で全く仕事をせずに給料だけもらっている社員がいればやはり腹が立ちます。
普段は釣りばっかりしているダメ社員だけどそれでも成績をたまに上げるというのがいいのでしょう。
漫画では実は有能な社員の設定のようですが、映画では釣りを通して仕事を取ってしまうという設定です。

寅さんのように生きるのはハードルが高くても、ハマちゃんのように最低限の貢献をするサラリーマンとなって自分の生活を楽しむのはハードルがそれほど高くありません。
憧れは寅さんで、そうは言っても現実的な選択肢はハマちゃんだったというところでしょうか。

しかし最近はバイトやネットの副業で自由に暮らす人が増えつつあります。
そのような生き方も受け入れられつつあります。
これは寅さんの生き方ではないでしょうか。
昭和の時代には寅さんの生き方をするというのは覚悟がいることでした。
でも現在はそのような生き方が可能な社会環境になったのではないかと思います。
個人の生き方の多様性が広がってきたのは喜ばしいことです。

三つ子の魂百までといいますが、野球選手や会社社長ではなく寅さんが私の憧れだというのは今でも全く変わっていません。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

[ 2015/12/13 12:30 ] 人生 | TB(-) | CM(2)

2015年11月のお奨め本

2015年11月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・ミクロ経済学の力(神取 道宏)

ミクロ経済学の教科書です。
これを読めばミクロ経済学の基本が身につくと思います。

私が読んだ中では本書が一番優れたミクロ経済学の入門書だと思います。
実例を上げながら丁寧に解説しているので興味を持って読み進められます。
特に数学モデルを直観的に理解できるように解説してくれているところがよいです。
高校時代の微分を何となく思い出せる人であれば理解できるかと思いますが、全く持って数学がダメだという人には厳しいかもしれません。

ミクロ経済学は現代社会の必須知識です。
世の中には経済学の成果を無視したような言説がまかり通っていますが、せめて政策や経営に関わるような人にはこれを読んで勉強してもらいたいものです。



・フランス現代思想史 - 構造主義からデリダ以後へ (岡本 裕一朗)

構造主義からポスト構造主義、そして構造主義への批判と現代の動向までを追っています。
著名な思想家を取り上げて解説していくスタイルです。
取り上げているのはレヴィ=ストロース、ラカン、バルト、アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ=ガタリ、デリダです。

新書なのでページ数は少ないのですがとても内容が濃いです。
個々の思想家の著作は読んだことがあっても、フランス現代思想を俯瞰した時の位置づけや流れを知りたかったという人はぴったりの本です。
ただしあくまで流れに焦点を当てており個々の思想の解説はしていないので、前提となる知識がないと厳しいのではないかと思います。

80年代に日本でニューアカと言われたフランス現代思想ブームがありました。
私も高校生の頃に浅田彰や中沢新一などを読んだ覚えがあります。
しかし本国フランスではその頃はすでに構造主義もポスト構造主義も過去の思想となっていたのは面白いものです。
輸入学問とはそんなもので、逆に日本では古いとされたものがヨーロッパでは新鮮な驚きを持って受け入れらることもありますし。




・ピルグリム(テリー・ヘイズ)

過去にアメリカの諜報機関員であった主人公は引退して普通の暮らしをしようとしていました。
一方でアラブ人テロリストが世界を恐怖に陥れるテロ計画を準備していました。
テロ計画が明らかになったとき主人公は諜報の世界へと引き戻されテロリストの影を追います。

息もつかせぬ壮大なエンターテイメントです。
最初は主人公とテロリストの来歴が続きますが、テロ計画が明らかになると一気にストーリーが展開していきます。
主人公がかすかな手掛かりからテロリストへと近づいていく展開はとても面白いですし、テロを防げるのかどうかハラハラどきどきします。

少々突っ込みたいところや主人公の描写に不満なところもありますが、ハリウッド映画のような面白さを味わえます。
ちなみに著者はハリウッドの人気脚本家です。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

[ 2015/12/06 22:58 ] 今月のお奨め本 | TB(0) | CM(0)
ブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

相互リンクとコメントを頂いた方