人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

会議の目的はアリバイ作りでしかない

今の会社に移って一番面倒で辟易しているのは会議の多さです。
多い時には1日に4つぐらいの会議をこなしています。

いちいち呼ぶなと毎回文句を言うのですが、出てくださいよーと頭を下げられ渋々出ています。
まあ、私もたいがい暇だし出席すればそれなりに言いたいこともあるのですが。
会議は議題に関係のなさそうな人も多く出席しています。
全く発言しない人も多いわけでノートパソコンで内職する人も多いです。

会議が多いのは二つの理由があると思います。
1つは単純に暇な人が多いことです。
大きな会社は無駄な人員であふれています。
そういう人たちは会議でのおしゃべりが大好きです。

2つ目はアリバイ作りです。
大抵の会社はこれが大きいのではないでしょうか。
この案件についてはちゃんと会議したよねとか、あなたもそこにいたよねという目的の為だけに開く会議です。

上司を呼んできて言質を取るための会議も多いでしょう。
しかし大抵の場合は上司もよく分からないため何とも判断できず、何となくそのまま進むという感じに終わることが多いと思います。
上司によくわからないことを判断させては必ず後で痛い目に合います。
自分で判断すべきことまでアリバイ作りのために上司を読んだ会議を行うのは時間の無駄です。
しかし困ったことに大企業によくいるような管理職は俺はそのことを聞いていないとか言い出すのも事実です。
いやあんたそんな細かいこと分からんだろうし、もっと上の仕事をしてくれよといつも思います。

会議室には会議の費用が1時間いくらというポスターがよく貼ってあります。
会社も無駄な会議の多さを認識してはいますが中々減らないようです。
会議を経費化して予算を超えるとペナルティーを課したり、会議室の予約を制限するなどしてほしいです。

ノー残業デーよりノー会議デーのほうがよっぽど必要なのではないでしょうか。
無駄な会議が無くなると残業もなくなると思います。

行政はわけのわからない審議会などを多く作ります。
これは国民に向けて何かをしていますよというアリバイ作りや税金を使うためのものでしょう。
国民には意味がなくても政治家や公務員には意味があります。
しかし民間会社の無駄な会議は生産性を下げるだけです。
社員の給料も上がらないでしょう。

大したことでもないことに議論を費やしてその場にいる全員を共犯者にすることに何の意味があるかわかりません。
ベンチャー企業で働いていたときには少なくとも仕事のスピードははやかったように思います。
走りながら常に判断して方向修正しているような感じでした。
もちろん根回しや社長などの言質を取ることなど考える必要もありませんでした。
もう仕事を頑張る気なんて全くないですが、ベンチャー企業にいた頃の仕事のスピード感が時々懐かしくなります。

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[ 2015/11/14 16:28 ] 雑感 | TB(0) | CM(2)

2015年10月のお奨め本

2015年10月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・脳のなかの幽霊 (V・S・ラマチャンドラン)

脳科学の名著です。
幻肢、半側空間無視、カプグラ症候群など興味深い症例を取り上げて脳の不思議に迫ります。
幻肢の話はよく聞くと思いますが、そのメカニズムを知ると脳の奥深さに驚くことでしょう。

これらの患者に対して著者が行った実験を通してそのメカニズムに迫るというスタイルがとても面白いです。
その実験方法も意外にシンプルなものが多く最先端の科学の実験でも設備などより発想が一番大事なことがよく分かります。

脳関連の本を定期的に読んでいますが、どれを読んでも人間の思い込みを覆されます。
私が一番思うのは論理や理性や客観というものなどはたいしてあてにならないということです。
脳は簡単に嘘をつきます。
卒中で障害が残った人が他のことにおいては知性的なのに脳の都合によって簡単に嘘をついてしまいます。
その嘘を本人は全く意識していません。
あるいは障害のない人でも脳は自分の都合で世界を認識しています。
人間の目には盲点といって見えない部分がありますがその部分は脳が周りの背景から勝手に解釈してしまいます。
私が驚いたのは陰影のある円の上部が明るく、下部が暗い場合は膨らんで見えて、その逆では窪んで見える理由です。
自然界では太陽が上にあるので湾曲した物体の上部が明るく照らされることを視覚システムが組み込んでいるからだそうです。

宗教的な感覚とは何か、意識とは何かなど哲学で問われてきましたが、ここ最近は脳を調べればよいだけのことという思いがどんどん強くなってきています。



・宇宙はどうして始まったのか (松原隆彦)

宇宙の始まりについて平易に解説しています。
量子論や相対性理論の話が出てきますが、物理や数学に知識がない人でも何となく理解できると思います。

結局のところまだまだ宇宙の始まりについては分かっていないのですが、その分からなさを知るだけでもワクワクしてきます。
宇宙が始まる前の無の状態とはいったいどんな状態なのか。
北極点まで歩くと北がなくなりますが、そのようなことを想像してみればいいと言われても何のこっちゃという感じです。
無であるからにはおそらく空間がない世界であり、空間がないと時間が存在しないわけで私たちの感覚では想像できない世界ですね。
宇宙は沢山あるのではないかという説でも次元が違うところに別宇宙があるのか、空間の壁みたいなものがあって隣にあるのか、どう考えたらよいのかさっぱり分かりません。

初めて知ったのですが、宇宙が膨張していることを発表したハッブルよりも2年早くジョルジュ・ルメートルという人が同じような結果の論文を発表していたそうです。
私はてっきり宇宙の膨張の発見者はハッブルだと思っていたのですが、この人は功績をことさらに主張することもなかったらしいです。
このような大発見の栄誉を求めない人がいたとは驚きです。




・戻り川心中 (連城 三紀彦)

抒情感溢れる推理小説の短編集です。
花をテーマに大正、昭和初期を舞台に情念を燃やした者たちの犯罪を描いています。

推理小説ですが、どちらかというと流麗な文章によって犯罪を犯すに至った男や女の機微を描いた小説です。
思いをかなえることの難しさ、生きることの難しさ、どうしようもない境遇などが大正期を舞台に描かれるとどうしてこんなにも美しくなるのでしょうか。
著者の文章力に脱帽です。
特に「桔梗の宿」という短編での遊女の少女の悲しさが胸に染み入りました。



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[ 2015/11/08 13:15 ] 今月のお奨め本 | TB(0) | CM(0)
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