人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

暴落と不安とリスク

今回のリスクオフで久しぶりに市場のパニックを見ました。
私の金融資産も一週間の減少額としては過去最大でした。
このような暴落は定期的に起こります。
リタイア前にこのような暴落を経験しておくのはいい予行演習になったと思います。

市場の暴落による資産の減少に不安になるならリスクの取りすぎだと言われます。
今回の暴落でパニックに陥った人は資産配分を見直したほうが良いというのも分かります。
暴騰や暴落が繰り返すことを前提としているインデックス投資家はそれ程不安になっていないと思います。

しかしこの不安というのは厄介なものです。
主観的なものだからです。
元本保証型の投資が人気がありますが、少しの損失でも不安になる人が多いからだと思います。
暴落どころから日々の価格の動きにも不安になる人もいるでしょう。
しかし不安だからと言って今の時代に全額定期預金もリスクが大きいです。

主観的な不安と定量的なリスクは分けて考えたほうがいいと思います。
今回のような暴落で不安でいっぱいになるのは別にかまわないと思います。
これは性格的なもので仕方がないです。
しかし定量的なリスクは把握しておかなければなりません。
資産の減少で自分の生活にどれだけの影響を与えるかを考えて、問題ないレベル内のリスクに抑える必要があります。

ところで今回の暴落で私は焦ることはありませんでした。
資産が減ることに対して腹が立つという感覚はありましたが。
まだ働いているので毎月収入があるというのが大きいと思います。
やはり定期的な収入ほど精神を安定させるものはありません。
リタイアに必要な資産額をまだ割り込んでいないというのも大きいです。
あとは年初からするとまだ利益が乗っている状態なのでこのくらいは仕方がないかと思えています。

しかしそれ以上に私自身の損失や資産の減少に対する不感症があります。
どうにも私は1000円以下ぐらいだったら勿体ないと思ってケチったりするのですが、1万以上になると損したり使うことに抵抗がなくなるのです。
今ではそれなりに利益が出ていますが、資産が1500万の頃は含み損が700万ぐらいありました。
その時も何とも思っていませんでした。
さすがに借金するようなことはしませんが、パチンコにはまって感覚がおかしくなって借金を背負ってしまうとういうのはよく分かります。

そういえば学生時代に麻雀で数万負けても何とも思いませんでした。
体育会にいたので後輩がいると全額おごって1日に2万ぐらい使うことも珍しくありませんでした。
学生なので当然そんなにお金を持っていません。
結局お金が少なくなるとバイトを増やして日々の生活を節約して辻褄を合わせるだけの事でした。

とはいえもうこの年でお金のためにあくせく働いたり、生活レベルを大幅に下げるのはきついものがあります。
今回のパニック相場をいい機会にしてもう一度自分のリスクについて見直したいと思います。

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[ 2015/08/29 12:33 ] 資産運用 | TB(0) | CM(0)

自分の頭の悪さを把握する

雑誌などの記事を読んでいると書いている本人が自分がどの程度の知識があるかを把握できていないなと感じることがよくあります。
ある事象を論じるときにそれに関する知見がどの程度存在しているかを知らない、あるいは知ろうしない人が多くいます。
そのような人はたまたま見つけた知識をそのまま受け取りそれらの組み合わせで自分の意見を組み立ててしまいます。

例えばデフレ=不況であり、デフレ脱却が大事だという言説を受け取るとそれをそのまま公式のように使ってしまう人は多いです。
デフレ=不況という公式が仮に正しいとしても、その背景には膨大な事象があり気軽にデフレ脱却とは中々言えないはずです。
世の中で流布した言葉というのは使い勝手がいいので使うこと自体は良いとしても、どのように使っているかでその人の知識レベルがあらわれます。

ネット上での言説では単なる思い込みや独立した事象の単純な組み合わせで論じられることが多く見受けられます。
検索で見つけた1ページにも満たない文章で知識を習得してしまうからでしょうか。
何か疑問に思ったことがあれば大学生向けの基本書を読めばある程度のことは分かるのにそこまでしようと思う人はそんなにいないのでしょうか。

私は小学生のころから本好きで平均的な人よりはかなり多くの本を読んできました。
高校生ぐらいからは専門家が書いた本や古典などもかなり読んできたと思います。
しかし残念ながらそれほど賢くなったような気がしません。
逆に自分がどれだけ頭が悪いかを思い知らされたような気がします。

若気の至りで高校生ぐらいまでは平均的な人よりは大分賢いと思っていました。
しかし20年社会人をやってきてどこまで行っても自分の能力は平均レベルだということは十分理解しています。
それでも人よりは自分の頭の悪さをかなり正確に把握できているのではないかなと思っています。

私が好きな学者たちの本を読んで理解できるレベルは人並みであり決して深く理解できているとは思っていません。
しかしある程度読んでいるとその全体像がぼんやりと見えてきます。
その全体像の中で自分が理解できている部分がどこか分かってきます。
様々な分野の基本書を読むことを繰り返しているとますます自分がどれほど頭が悪いのかを知るようになってきました。
例に出すのはおこがましいですが、ソクラテスの無知の知を思いっきり矮小化したようなものでしょうか。

人に伝えられるほどの見識や知識を得るのは難しく能力と努力が必要だと思います。
しかし自分の知識レベルがどの程度であり、どの程度の事象を判断できるのかを理解するのはそれほど能力はいりません。
そしてそれだけで人生はかなり豊かになってくると思うのです。
世の人にはネットや読み捨てられるだけの本だけではなく、時間の経過に耐えうる本をもっと読んでほしいものです。
そして自分がどれだけ頭悪いかに酔う楽しさを知って欲しいです。

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[ 2015/08/22 16:12 ] 雑感 | TB(0) | CM(6)
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