人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

リタイアと寿命

リタイアを考えるときに何歳まで生きるのかを想定するのは難しい問題です。
現在の自分の健康状態や平均寿命から考えたところで70歳までに死ぬ確率も90歳まで生きる確率も十分あります。

親からの遺産は出来るだけ手をつけずに弟と妹、あるいは甥や姪に残したいと思っていますが、自分で稼いだ分はできることなら使い切って死にたいと思っています。
しかし長生きするリスクや介護などのリスクを考えると資産を多めに用意せざるを得ません。
そのためリタイアする時期は後ろにずれていくわけです。
これでもし70歳で死んでしまうとするとかなりの無駄な資産が残ってしまい、本当であればリタイアをもっと早くして時間をもっと有効に使えたということになります。

でも人間は平均+αのものを受け取れると錯覚してしまいがちで、私は男性の平均寿命+αで85歳までは80%ぐらいの確率で生きるだろうと根拠なく信じており、さらには90歳までも50%の確率で生きていると信じています。
そうするとやはり用意する資産には余裕が必要です。

では生命表での生存確率はどうなのかというと、現在40歳男性の場合は70歳が81%、80歳が56%、85歳が38%、90歳が19%、95歳が6%、100歳が1%となっています。
これを見ると私はタバコを吸わないし、酒もたしなむ程度だしやはり90歳まではいけそうです。
95歳はさすがに難しいかもしれませんが、95歳ぐらいで死ぬという現在の私の想定は少し余裕を持っており妥当だと思っています。
資産の計算としては90歳ぐらいで使い果たし残りは親の遺産を使おうと考えています。
可能性としては85歳ぐらいには死ぬ確率が高そうなので少し資産が余るというところでしょう。
このように考えてはいますが、結局は机上の空論であり想定で考えざるを得ないということです。
80歳までに死ぬ確率も44%もあります。

このように考えていたのですが、最近衝撃的な事実を知ってしまいました。
なんと独身の40歳男性の平均寿命は70歳なのです。
マジですか!!

私は平均寿命80歳の折り返し地点である40歳ぐらいがリタイア時期の理想だと考えていました。
しかし実際は折り返しの35歳から5年も経過してしまっているではないですか。
あと30年ぐらいしか寿命がないとすると何だか死が身近に感じられます。

独身男性の平均寿命が短いのはおそらく孤独や生活習慣などが関係しているのでしょう。
ちなみに離婚した男性の平均寿命はさらに衝撃の68歳だそうですが、これは自殺率が高いことも関係しているようです。
私は孤独のほうが落ち着きますし、それほど生活は乱れていないと思うのでやはり90歳までは生きるつもりでがんばります。

現在男女とも生涯未婚率が急速に上昇しています。
ひょっとするとこれにより平均寿命がこれからは下がっていき高齢化率も抑制されるのかもしれません。

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[ 2013/10/26 13:26 ] アーリーリタイア | TB(0) | CM(12)

2013年9月のお奨め本

2013年9月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・ユダヤ神秘主義―その主潮流 (ゲルショム・ショーレム)

20年ぶりぐらいに再読。
ショーレムの主著であり、ユダヤ神秘主義を古代から近代のハシディズムまで概観しています。
翻訳であり少し読みにくいかもしれませんが、グノーシス主義の影響、正統的ラビとの関係、離散の歴史との関係などを通してユダヤの神秘主義がどのような歴史を歩んできたのかが分かります。
ユダヤ教と民族の基礎知識ぐらいはないと読むのはしんどいかもしれません。

特に私が興味深いのは汎神論と有神論に関してです。
どうしてもユダヤ教に限らず神秘主義は汎神論と親和性が高く、正統的宗教との対立が起きやすくなります。
ユダヤ神秘主義はイスラムなどと異なりうまく汎神論であることを回避しているように思えます。
また神との愛や性的禁欲などキリストやイスラムとの違いなども興味深いですが、離散の歴史というユダヤ独特の歴史との関係が気になります。

この歴史に残る古典が日本語で出版されたのが1985年、英語の初版が出版された1941年から40年が経っていますが、このような一体どれだけの人が読むのかというような本が翻訳される文化と経済力がある国に生まれたてつくづく良かったと思います。




・グロテスク(桐野夏生)

派遣社員として働く私は名門とされるQ女子高の出身です。
Q女子高は富、家柄という厳然とした階級社会が存在していました。
Q女子高には私とは異なり圧倒的な美貌を持つ妹ユリコ、頭脳で存在を確認し他を圧倒しようとするミツル、努力で前を進もうとするがそれではどうにもならないことに気づくことなく壊れていく和恵がいました。
彼女たちのQ女子高時代とその後の壊れていく人生が私の語りと彼女たちの日記で話が展開していきます。

美しさ、富、学歴への妬み、僻み、そして悪意で詰まった小説です。
最初は読んでいてさっぱり意味が分からないし、受け入れがたい世界でした。
その暗さに辟易する感じです。
しかし徐々にその負のエネルギーから逃れられなくなってきて、一気に読んでしまいました。
読んでいてまさにグロテスクさにエネルギーを吸い取られていく感じで、読み終えてちょっと気分が沈んでしまいました。

読み終えるまで知らなかったのですが、東電OL殺人事件をモチーフしているそうです。
被害者は慶応義塾女子高出身で慶応経済学部を経て総合職として東電に入り、夜は娼婦をしていたそうです。
本書の中では東電がG建設となっている以外は役職まで同じです。
私はそもそも東電OL殺人事件の概要を全く知らなかったのでこの事件をモチーフにしていることが分かりませんでした。

それにしても慶応にはやはり階級社会が存在しているのでしょうか。
私のこれまでの職場には慶応出身がたくさんいましたが、一般入試で大学に入った人間でないと使えないというイメージでしたが、慶応内部ではまた異なったヒエラルキーがあるのでしょうか。
私が昔新人教育をした慶応出身の後輩は幼稚部から慶応でしたが、彼の結婚式に出席したときの慶応の友人達がすごかったのにびっくりしたことがありました。
大企業の社長の息子、次官の息子、大物国会議員の息子などのセレブのオンパレードでした。
私の後輩もおぼっっちゃんで育ちのよさがにじみ出ているような人間でした。

壊れっぷりを楽しめる人にはお奨めの本です。




・禿鷹の夜 (逢坂剛)

刑事の禿富鷹秋、通称ハゲタカはやくざにたかり、弱いものをいじめる暴力刑事。
ハゲタカは自分がたかっているやくざと南米系マフィアとの争いに巻き込まれていきます。

正直言うと完成度としては低い小説だと思います。
私は逢坂剛は「カディスの赤い星」、「百舌の叫ぶ夜」までの作品は面白いと思っていますが、それ以降はほとんど面白いと思ったことはありません。
この小説もストーリー、特に結末のつまらなさはどうにかならないかと思います。
良いところはテンポよく話が進むことぐらいでしょうか。

それでもお奨めとするのは私個人的な趣向と世界観が合っているからです。
劇画的で分かりやすい無敵の暴力警官、どちらかというよわっちいヤクザ、彼らのドタバタ劇は私が大好きな世界です。
エンターテイメント小説としてはレベルが低いですが、このあっけらかんとした世界は大好きです。

小説としての質の高さを求める場合は読まないほうがいいでしょう。



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[ 2013/10/20 12:47 ] 今月のお奨め本 | TB(0) | CM(0)
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