人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

それでも選挙に行ってきた

私はもともと政治にあまり興味がありません。
端的にいうと程度の低い言説が飛び交う世界に興味がないからです。
これは仕方のないことです。
政治という仕事が優秀な人をひきつけるものとは思えませんし、大衆が衆愚でなかったためしがありません。

今回の選挙はもう悲劇を通り越して喜劇になっています。
前回の選挙で自民党が敗北したのは自民党に変わって欲しいという意味があったのではないかと思っているのですが、今のところはどうも劣化して政権に返り咲くことになりそうです。
いつもは誰がよりましかで投票先を決めていましたが、今回は本当に困りました。
誰にもどの党にも投票したくないのです。
それでも究極の選択のつもりで無理やり決めました。

そして私の住んでいるところでは0.6票の価値しかないそうですが、投票をしてきました。
何故投票に行くかというと若い人の投票率を上げないと政治家は若い人のために政治をしないし、無党派層の投票率を上げないと国全体のための政治をしないと思うからです。
既得権益を守るためや変わることを拒否する政治には不支持を表明しておきたいからです。
それは自分のためでもありますが、それよりは自分の子供、孫世代のためです。

私は第二次ベビーブーム世代で受験の競争率が高く、就職もちょうど氷河期と言われる頃でした。
当時就職できなかった人たちには未だにフリーターの人がかなり多くいます。
それでも私たちの世代はまだ恵まれています。
日本社会が衰退し始めたばかりなので少しは余裕があります。
さらには親の世代の支援と遺産が期待できるということです。
日本の金融資産の大部分は団塊の世代以上が握っていますが、一方でそれほど贅沢をしないのでそれなりに資産を残してくれる世代でもあります。
住宅購入時に援助してもらっている人も多いことでしょう。
その恩恵を受けられるのは私たちの世代です。

しかし、私たちの子供の世代はそうはいきません。
現在の高齢者からの遺産は私たちの世代で食い潰してしまうことでしょう。
子供や孫たちは資産を受け継ぐことができずにひたすら負債を返すことになります。
しかも現在よりさらにグローバル化が進み、所得が増える見込みがほとんどありません。

私たち第二次ベビーブーム世代はずっと低成長の社会で暮らしましたが、それでも良い時代だったといえると思います。
グローバル化はそれほど徹底しておらず、国家にも企業にも少しは余裕がありました。
しかしこれからは全てが待ったなしです。
国家は早晩強烈な歳出削減か増税に舵を切らざるを得ないでしょうし、企業も優秀な人にしか安定した給料を払ってくれなくなるでしょう。

人生の一番良い時期である10代、20代を楽しませてもらった私たちの世代は何とかして子供と孫の世代にできるだけ良い状態でバトンタッチしたいものです。
私は子供を持つつもりはないので、甥や姪ということにはなりますが。

テレビでは毎度のことながらつまらない選挙速報のようです。
テレ東あたりにはこういうときこそ映画か二時間ドラマでも放映して欲しいのですが。
仕方ないのでEテレの「第9」についての番組を見ながら年賀状でも書きます。

追記
テレ東の選挙速報はなかなか面白かったようです。
次からはテレ東の選挙速報を見ることにします。
テレ東を見くびっていました。
ごめんなさい。

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[ 2012/12/16 21:09 ] 社会 | TB(-) | CM(2)

2012年11月のお奨め本

2012年11月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか? (デイビッド・J. リンデン)

人間の脳とはとても非効率なものだそうです。
進化によって後から部品を足していった構造になっており、まさにタイトルどおりにつぎはぎだらけなのだそうです。
それでも全体としてはまだまだコンピュータに負けない処理能力を持っています。
そんな人間の脳の仕組みとその働きを現時点での研究成果を元に楽しく解説してくれています。
記憶、セックス、睡眠、宗教での脳の働きなど幅広いテーマを取り上げているのですが、特に記憶と宗教の章が非常に興味深く読めました。
前半はやや専門的ですが、高校生の生物学で習うレベルの知識があれば大丈夫でしょう。
それにしても脳神経科学は面白いです。
哲学や宗教学に興味がある人は必須の知識だと思います。




・ガダラの豚 (中島らも)

アフリカで長女を失ったアル中の民族学の学者とその弟子に家族、超能力者がアフリカの呪術師と対決する冒険小説です。
民俗学の学者や超能力者、奇術師、心理学者、似非宗教家、アフリカの呪術師たちが入り乱れてまさに抱腹絶倒の冒険となっており長編ですがさくさくと読み進んでいけます。
呪術についての解説が非常に分かりやすくためになります。
ただ結末に近づくにつれてかなり雑になってきており、読み終えたあとの感動や高揚感ははっきり言ってあまりないです。
絶賛されている作品ですが私はそこまでの作品とは思えません。
しかし読む価値はあり読むべき良作であると思います。




・MISSING (本多 孝好)

それぞれ何か欠けたものを探しつつ生きている人たちが出てくる短編集です。
かなり重いテーマなのですが感情の起伏がほとんど見られず静かに話が進んでいきます。
何かが解決されるわけでもないですし、すっきりした感じもありません。
ただそういう話があるというだけのことです。
人間と言う存在とはというような本質を描き出そうとしているわけでもなく、ただたんたんと進んでいく静かな情景は悪くないです。
こういう感動や悲惨や高揚感を与えてくれるのとは正反対な物語がだんだん好きになってきたのはやはり年を取ったせいでしょうか。



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[ 2012/12/16 11:43 ] 今月のお奨め本 | TB(-) | CM(0)
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