人生の暇つぶし

2016年にリタイアしました。アーリーリタイアや資産運用、旅、読書などのネタを徒然なるままに書き綴ります。

アーリーリタイアと世間体

アーリーリタイアのデメリットとして世間体が気になったり、社会的な信頼がないことを上げる人がたまにいます。
いい年して独身であることと似ているかもしれません。
40歳になっても独身なんて何か問題があるのだろうという人も実際にいるようです。

いつも思うのですが、世間体が悪いとは具体的にはどういうことなのでしょうか。
よほどの田舎に住んでいるならもしかすると周りにいつも陰口を言われるのかもしれません。
しかし、普通に暮らしていて非難されたりするようなことがあるのでしょうか。
あるいは馬鹿にした視線でも感じるのでしょうか。
何か自分を委縮させてしまうようなことが起きているのでしょうか。

世間体を感じてしまう人は自分の中で何らかのコンプレックスを持っているだけなのではないかと思います。
自分の中で世間を作り上げてしまい、自分の内部で作り上げただけの視線を気にしているのではないでしょうか。
ネットのような特殊な空間で肥大した妄想を抱えてしまうタイプの人は世間に過剰な意識を持っているタイプが多いように思えます。
世間は自分やその周りの小さな世界で成り立っているのはなく、もっと大きなもので、そのもっと大きなものはちっぽけな自分のことなんか心にとめないと考えられないのでしょうか。

あるいは多数派に所属しないと不安になるという人もいるかもしれません。
もしそうなら何事も多数の人のやり方を真似るしかありません。
結婚して家族を養い定年まで働けばよいのです。
それが幸せなのですから。
しかし、これも世間というよりは個人の問題だと思います。
なぜならこの世間というのもその人自身が作り出した世間でしかないからです。

自分は仕事ができないとかコミュ障だからリタイアを目指したのであり、それは仕事から逃げたことだと考える人もいるかもしれません。
しかし、リタイアできた努力は全く別物でそれ自体は素晴らしいことですし、その仕事を辞めたということは仕事のコンプレックスはもう必要ないはずです。
仕事をする必要がないのですから、する必要のないことにコンプレックスを持つことは無意味です。
これも世間体というより自分自身の問題でしょう。

もちろん個々の人で非難めいたことが実際に言う人はいるかもしれません。
でもこれは世間というよりは他人に嫌味を言いたがる人のパーソナリティの問題です。
自分には合わない面倒な人という扱いで何の問題もないです。

私は世間体を気にするどころか、勝ち組だと思ってしまっています。
面白くもなく意義を見出せないことをできるだけやらずに、自分がやりたいことをできる充実した生活を手に入れることができたのですから。
もちろん働いている人を馬鹿にすることはありません。
いやいやで働いているのは辛いだろうけど立派なことだし、働くことに意義を見出している人は尊敬できます。

世間などというものは存在しません。
都合の良いときにでっちあげられて利用されるような代物であり、個人が気にすべきものではありません。
世間を持ち出す人がいれば、それはその人個人の主張以外の何物でもなく、その人は決して世間ではありません。

そういえば先日北海道の彼女の実家に遊びに行き、両親ともあいました。
40歳をこえてフリーターをしているおっさんが堂々と遊びに行ってしまいましたが、私がフリーターであることをどう感じているのでしょうか。
私自身は何にも気にしていませんでしたが、よくよく考えると「世間一般の」人である両親は娘の恋人がフリーターとはと心配しているかもしれません。

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[ 2018/04/21 17:01 ] アーリーリタイア | TB(-) | CM(19)

2018年3月のお奨め本

2018年3月に読んだ本の中でお奨めのものを紹介します。

・現金の呪い――紙幣をいつ廃止するか?(ケネス・S・ロゴフ )

紙幣を廃止して少額の貨幣のみを残すレスキャッシュ社会を提言する本です。
前半は紙幣のもたらす社会的な効用と弊害について述べています。
もちろん著者は弊害のほうが大きいと考えており廃止により地下経済に相当の打撃を与えるだろうと考えています。
後半は紙幣の廃止によって可能になるマイナス金利政策について解説しています。
紙幣の価値貯蔵機能がある限りマイナス金利は難しく、紙幣を廃止するとマイナス金利の深掘りができ、不況の早期脱出に貢献するだろうと主張しています。

私は紙幣も通貨も廃止してほしいと思っています。
単純に持ち歩きが非常に不便だからであり、ATMの設置コストやレジのコスト、現金の輸送コストなどが無駄に思えるからです。
そして著者の言う通り脱税や組織犯罪の価値貯蔵や持ち運びのコストを低め犯罪のコストを下げているからです。
日本の通貨発行量は106兆もありますが、地下経済に大きな金額が流れていることでしょう。
著者は災害時や停電、個人情報の匿名性の維持を目的に貨幣は残すべきとしていますが、北欧の例を見ると貨幣も最終的に駆逐されるのではないかと思っています。

後半のマイナス金利についてはなかなか興味深いものでした。
私はそんなにうまくいくのか少々懐疑的ですが、必要なだけマイナス金利を深掘りすることにより不況から脱出して実際にはマイナス金利の期間はそれほど長くならないと考えているようです。

本書のように紙幣を総合的に論じたものはあまりないのではないでしょうか。
紙幣の使われ方の実際や具体的な廃止方法などとても興味深い本でした。




・ニュートリノ (多田将)

ニュートリノの研究者が素粒子の簡単な説明からニュートリノ、そして日本のカミオカンデ、スーパーカミオカンデがどのような発見をしたのかまで易しく解説しています。

いやあ、面白いです。
そして無茶苦茶分かりやすいです。
素粒子の説明は本書が一番分かりやすいと思いました。
脱線した話もあるのですが、このような素人向けの本ではいい味を出しています。

あまりにも小さすぎて1秒間に600兆個も浴びているはずなのに何も感じない物質を一体どのように捉えるのか。
直接は捉えることができないので間接的に捉えるしかありません。
ニュートリノに限らず、理論でこういうことが起こりうるはずだというのが技術の進歩により実験で数十年後に実証されるとはロマン以外の何物でもないです。

とても面白かったので著者の他の本も読んでみようと思います。




・ヴェサリウスの秘密 (ジョルディ ヨブレギャット)

1888年のバルセロナ万博の年に父の死の知らせによりイギリスからバルセロナから戻った大学教授のダニエル。
ダニエルは父が残したノートを発見しますが、そこには父の友人の医師の奇怪な記録と16世紀の解剖学者ヴェサリウスの幻の本について書かれていました。
その頃バルセロナでは若い女性が次々と殺される事件が起きており、やがてダニエルは新聞記者、そして医学生とともに連続殺人事件の真相に迫っていきます。

19世紀のバルセロナを舞台にしたサスペンスものです。
当時の時代の雰囲気を楽しみながら読む冒険活劇といったところです。
謎解きの部分や真相が少し物足りない感じがしましたが、3人の主役、特に医学生のパウがいい味を出していて、このトリオの続きの話を読みたいと思わせるものでした。





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[ 2018/04/07 16:01 ] 今月のお奨め本 | TB(-) | CM(0)
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